Leica M10と旅に出て、自分にしか撮れない景色をあつめる -CHAUSSE-PIED EN LAITON 安齋由美さんの習慣 後編-

 

ナチュラルで抜け感があり、さらに上質さもそなえたデザインを生み出すセンスの持ち主であり、経営者としては「“感度”で日本一のサロンをつくりあげること」という高い志を掲げているCHAUSSE-PIED EN LAITON代表の安齋由美(あんざいゆみ)さん。女性美容師の一つの「憧れの生き方」を体現する彼女が大切にしている習慣に迫りました。インタビューは前編・後編の2回、ぜひ前編とあわせてご覧ください!

 


 

美容師になる前はフォトグラファー志望だった

 

 

高校生のころは、フォトグラファーに憧れていました。当時いわゆるガーリー・フォト(1990年代後半に日本で起こった、一群の若い女性の写真家たちの流行現象)がブームで、その影響をもろに受けていたんですよ。福島の田舎の美しい自然の中に住んでいたのですが、当時は景色に興味がなく、女性写真家さんたちの真似をして人を撮ることが多かったですね。

 

フォトグラファーになりたいと親に話すと、「やりたいフォトグラファーのイメージを言え」と言われました。そこで、HIROMIXさんを例に挙げて、クリエイティブな写真を撮って、写真集をつくったりする人になりたいというと、「日本で一握りの人間に、そんなに簡単になれるわけがない」と反対されました。

 

全く地に足がついていない答えだったから、親としては心配だったんでしょうね。スタジオで働いて経験を積んで…という現実的な話ができれば、親の反応も違ったと思います。そんな経緯で、国家資格がある美容の世界に入ったんですよ。

 

 

>愛機Leica M10で撮る写真の風合いもお気に入り

 

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