「新規集客月700人」を原宿で実現する木村允人の戦略に若手気鋭オーナーも共鳴! 個人のInstagramに頼らず、fifthを超成長に導いた仕組みを明かす
「新卒入社、23歳でスタイリストデビュー、25歳で年収1000万。近日中にそんなスタッフが生まれる」。そう語るのは、fifth(フィフス)総店長の木村允人さん。事実、fifthのスタイリストは続々と200万円、300万円、400万プレイヤーへ飛躍。fifthはスタイリスト個人のInstagramではなく、集客サイトを最大限活用し、異次元の新規集客を実現しています。そんな木村さんのマーケティング手法とあけっぴろげな人柄に、都内有名店の若手オーナーたちも一目置いているのだとか。そこで今回はインフルエンサーがいなくても実現できる集客術を公開! 今はキレッキレの木村さんの「イケてなかった若手時代」のエピソードからどうぞ!
フリーター時代に読モ・サロモを経験
fifthに入るまでは目標もなくフラフラしていた
僕はね、20代の中盤までホント、ダメダメだったんですよ。福岡の専門学校を卒業後、SHIMAに入りたかったけど落ちて、町田のサロンに入りました。そこをたったひと月で辞めて、2年半フリーターしてたんですよね。
そのとき、読者モデルやサロンモデルをやっていて、いろんなサロンを見る機会がありました。その中で一番いいなと思ったのがfifthだった。なので、美容師としてのスタートはめっちゃ遅いんですよ。
それにも関わらず、技術の練習もあんまりしていなかったし、お金も全然なくて社会保険料を滞納したりしていました。数十万円の請求が届いたときは慌てましたよ。
25歳くらいまで自分さえよければいいという考えでダラダラ過ごしていたんですが、飲みやセミナーなどでいろいろな美容師と出会い、将来のために今、何をするのか「逆算」することを学んだんです。
それから「みんなを豊かにするにはどうしたらいいか」を考えるようになりました。周りを幸せにできる人って、シンプルにカッコよくないですか? 心を入れ替えた僕は、デビューして半年くらいでほぼ全員の売り上げをブチ抜きました。
当時、fifthは原宿の1店舗だけ。サロンは来年で20周年ですが、本格的にスケールアップし始めたのは16年目から。今は5店舗出しています。伸びた理由はシンプルで、人が辞める環境を変えて、進化させてきたから。
伸びないサロンは大抵育成プランがあやふやで、デビュー基準も曖昧だったり、デビューしても新規に入れなくて伸び悩んだり、そもそも働く環境が時代にあっていなかったり…。何かしらの理由がある。僕らはそういうのを全部潰して、今のfifthをつくったんですよ。
>売上のために精神論を振り回しても意味がない 精緻なペルソナデザインで、理想のお客さまを集める