人気サロンがイチオシする「美容師ブレイクスルー白書2021」。 第5回目は、元歌手志望で芸能人のヘアメイクも担当するAFLOAT RUVUAの山菅光明さん

 

「2021年の顔はこの人で間違いない!」

 

2021年、美容業界を賑わすであろう美容師に、QJナビDAILYがいちはやくスポットを当てその人となりを解き明かす「美容師ブレイクスルー白書2021」。

 

第5回目は、元歌手志望で芸能人のヘアメイクも担当するAFLOAT RUVUAの山菅光明(やますがみつあき)さん。2020年にスタイリストデビュー後、一度も月売上100万円を割ったことがない人気美容師であり、将来のAFLOATを背負って立つエース候補です。今回は、そんな山菅さんが2020年をどう過ごし、2021年はどんな企みを抱いているのか聞きました。

 


 

高校に通いながら美容を学び、10代で美容師に

 

 

美容師をしている母の影響で、小学校低学年のころから将来は美容師になると決めていました。高校のダブルスクール支援制度を利用し、地元である宮崎サザンビューティー美容専門学校の通信課程で勉強していたので遊ぶ暇はなかったですね。母の美容室が忙しい土日は、仕事を手伝うこともありました。ちなみに兄も美容師で、今はViolet横浜店で店長をしているんですよ。

 

国家試験に無事合格し、高校を卒業して最初に働いたのは神奈川県にある1000円カットのサロンです。いつか有名店に入りたいと思っていたものの、いち早くカットを覚えて稼いで、お金を貯めてからにしようと考えていました。当時は入社半年で、お客さまの髪を切っていたんですよ。まだ年齢も10代でしたし、カットに入るタイミングはかなり早かったと思います。

 

自分の中で20歳になる前に有名店に入ることは決めていました。AFLOAT RUVUA 新宿に入ったのは19歳のとき。東京のサロン事情を知らない自分に兄が勧めてくれたんです。「Violetの前原さんも昔働いていたサロンだよ」と。前原さんと同郷で、地元でも憧れの存在だったこともあり、興味を持ったんですよね。

 

根拠のない自信のみでAFLOAT RUVUAに入社

 

 

基本的に中途採用をしていないのですが、僕は奇跡的に採用されました。そもそも中途の募集はしていなかったので、自分から当時の代表に電話して熱意を伝えたら「面接だけでもしてみようか」と言ってくれたんです。面接のために新宿駅からサロンに向かうとき、駅前のビル最上階にあるAFLOAT RUVUAを見上げて「絶対にここで働こう」と決めました。面接ではとにかくやる気しか伝えていなかったと思います。

 

代表には「2週間たって連絡がこなかったら落ちているからね」と言われていました。2週間たっても連絡がなかったんですが、根拠のない自信があり、絶対に合格していると思っていたので自分からまた電話したんですよ。

 

 

個人的にはそこで自分から電話したから合格したんじゃないかなと。代表から「じゃあ、来月からこれる?」と言ってもらうことができました。19歳で入ったから同期はみんな年上ですし、1年後輩が同い年なんですよ。

 

年上に囲まれながらアシスタントの班長、リーダーとして奮闘

 

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