GAFF（表参道本店）のスタイリスト、ミョウガマキさんは、日本最大級の集客サイトで行われるヘアスタイルコンテストで、2021年にグランプリを獲得しました。忙しい日々の中で、作品の制作・撮影に取り組み、独自の世界観を築き上げたミョウガさん。コンテストに向けてどのような準備をしたのか、また普段からの仕事への向き合い方などについても、おうかがいしました。

コンテストには、素直に「かわいい」と思うスタイルを応募した

今年（2021年）、グランプリをいただいたコンテストには、１、２年前から応募し続けていました。先輩や美容室のスタッフの方々の協力もあり、よい結果を残すことができて、とてもうれしく思っています。

グランプリを獲ったスタイル写真

このコンテストはヘアスタイル撮影をして写真でエントリーする形で、一般投票によって、グランプリを決定します。応募期間は２〜３カ月あり、その期間中に10スタイルほど応募しました。グランプリをいただいたのはそのうちの一つで、軽めのボブスタイルです。

自分で素直に「かわいい」と思えるスタイル写真で応募しました。撮影方法については、正直、あまり細かいことを考えず、感覚的に美しいと感じられる陰影とバランスを演出して撮影しました。とくに工夫した点は、髪の質感が出るよう、艶の出るスタイリング剤を使ったことです。

美しい写真は、自然光で自然な陰影をつけるのがポイント

撮影には、いつも一眼レフを使っています。今は撮影機能の高いスマートフォンもあるのでそれでもいいのですが、美容師になって最初に教えてもらったのが一眼レフを使った撮影だったので、このほうが慣れているんです。フォトショップを使って細かく編集もできるのも、気に入っています。

もちろん、つくるスタイル自体も重要なのですが、写真の雰囲気も大切にしています。普段からインスタなどでいろいろな写真を見て、いいなと思う雰囲気の写真があれば参考にしています。

コンテストに出した写真は自然光で撮影しました。髪型だけをはっきり見せようとするなら、もっと顔に光を当てたほうがいいのかもしれませんが、あえて後頭部に光を当てて、顔にコントラストをつくることで自然な雰囲気を出しました。

>>得意分野を活かしてお客さまによろこんでいただきたい