ママに見えないカッコ良さ! SOCOディレクターYork流ワークライフバランスで、子育てとクリエイティブを両立させながらしなやかに生きる!
世の中に“働くママ”が増えても、女性美容師が産後に以前と変わらない活躍を第一線でめざすのは、なかなか厳しいのが現実ではないでしょうか。そこで今回は、育児と仕事を両立させているにもかかわらず、生活感を微塵も感じさせず輝き続ける『SOCO』のディレクター・Yorkさん(陽奥祐子/ようおくゆうこ)さんに、どのような思いで仕事を続けているのかを伺ってきました。
出産でキャリアを止めるのは、もったいない!
もともと独立願望があって、そろそろ動こうかなと思っていた矢先に妊娠が分かったのが、7年前です。ひとまず退職し、新宿の面貸しで働き始めて半年後に出産。その2〜3カ月後に、また面貸しに復帰しました。子供が産まれたばかりですし、自分のお店を作るのは準備が大変だな、どうしようかなと悩んでいたら、前職時代の先輩・関山から「サロンをオープンするから来ない?」と声をかけていただいて。それが、『SOCO』でした。
当時は“ママ美容師”が周りに本当にいなくて、友達にも一人もいませんでした。郊外でママ美容師として働いている人はいたかもしれないですが、都心に戻って第一線に立つケースは珍しく、それを可能にするような制度もなかったですよね。でも、私は子供を産んだことで積み重ねたキャリアを止めるのはすごくもったいないなと感じていて。
『SOCO』は4 人でスタートしましたが、スタッフが増えていけばやがて妊娠や出産もありうるだろうし、キャリアをあきらめずに仕事を続けられる人が今後増えていってほしいという思いがあって。それでサロンに育児支援制度を作ったんです。代表の関山と、中途で入ってきたママ美容師のNARUMIと3人で制度を整備しました。
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