人気サロンがイチオシする「美容師ブレイクスルー白書2021」。 第4回目は、大卒の“人生密着型美容師”ことGOALD渋谷ハイスタイリスト根本健太郎さん

 

「2021年の顔はこの人で間違いない!」

 

2021年、美容業界を賑わすであろう美容師に、QJナビDAILYがいちはやくスポットを当てその人となりを解き明かす「美容師ブレイクスルー白書2021」。

 

第4回目は、大卒の“人生密着型美容師”ことGOALD渋谷ハイスタイリスト根本健太郎さん。「人間力」を武器に個性派揃いのサロンの中でも特に存在感を発揮している次世代ニューリーダー候補です。今回は、そんな根本さんが2020年をどう過ごし、2021年はどんな企みを抱いているのか聞きました。

 


 

中村トメ吉と働きたいから美容師になった

 

 

僕が美容師になったのは代表の中村トメ吉の影響です。初めて出会ったのは大学2年のとき。中村を指名して髪を切りにいき、出会って5秒で「この人と人生を共にしたら幸せになれるんじゃないか」と直感したんですよね。

 

上手く言えないけど、中村は裸の心で真正面から向き合ってくれる人。理屈抜きで、中村が上司の環境で働けたら最高だなと思ったし、一緒に働くためには美容師になるしかないので、美容師を目指したんですよ。

 

 

その一方で不埒(ふらち)な気持ちもありました。大学はあと2年、専門学校も2年あるから「あと4年は遊べるわ」と思っていまして。途中でさすがにそれはまずいと気づき、美容専門学校はあえて「本当に厳しい」と言われていた国際文化理容美容専門学校を選びました。同級生とは4歳年が離れているので、自分から「オッサンって呼んでくれない?」と頼んでいじられ役になりながらも、人生の先輩として少しでも手本になれるように頑張りました。

 

 

卒業後は中村を追いかけて前職のサロンへ。美容師になるまでに、それなりに人生経験を積んできたつもりだったので人間力には自信がありました。それを接客でもどんどん出していき、お客さまと話し込んでしまうことも…。そのため、「お前はアシスタントをしてくれ」と中村に注意されたこともありました。お客さまはスタイリストに会いにきているのに、自分が主役になろうとしていたんですよね。

 

スタイリストになった今は中村の気持ちがよくわかります。でも、アシスタント時代にお客さまとたくさん話したおかげで、スタイリストになってから指名してくれるお客さまもいるんですよ。

 

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