「三つ星美容室」をつくるために、ありとあらゆる技術を学ぶ ―Gallica中村飛鳥さんの習慣 後編―
27歳という若さで独立しGallicaを立ち上げ、わずか6年で表参道、青山などの都心エリアで6店舗出店を果たした中村飛鳥(なかむらあすか)さん。優れた経営手腕を持つだけでなく、月売上400万円を超えるトッププレイヤーでもあります。今回はそんな中村さんの成功に深く関係している習慣をお話しいただきました。インタビューは前編・後編の2回、今回は後編です。ぜひ前編とあわせてご覧ください。
技術がなければ有名店出身の子たちはついてこない
Gallicaは原宿、青山、表参道で経験を積んだのち、中途で入社する美容師が多いです。技術にこだわりがある子たちが入ってくるので、業界で一流とされる技術は全て知っておかないといけないと思っています。なぜなら、知っていないとみんながついてきてくれないから。
技術にこだわりがあるサロンで働いたことがある子たちに対しては、しっかりと技術と人間性を見せて、さらにチャンスを与えられないとダメなんですよね。だから僕は毎月、さまざまなセミナーや勉強会に参加して技術を学んでいます。
ベーシックなカットはもちろん、新しいカラーも勉強するし、気になるものはすべて勉強しに行きます。その際、どの技術がいいとか、どの技術が悪いとか、そういうことはいっさい考えません。学べるものは何でも吸収する意気込みで参加しています。
たまにセミナーや勉強会に参加して「意味がなかった」という人がいますけれど、絶対にそんなことはありません。人を集めて教える立場になった人たちですから、何かしら学べることはあるはず。もし、学べないなら、「学べないあなたに問題がある」と僕は思います。