「世界の名著を読むこと」はコスパ最高の自己投資だ ―Gallica中村飛鳥さんの習慣 前編―
27歳という若さで独立しGallicaを立ち上げ、わずか6年で表参道、青山などの都心エリアで6店舗出店を果たした中村飛鳥(なかむらあすか)さん。優れた経営手腕を持つだけでなく、月売上400万円を超えるトッププレイヤーでもあります。今回はそんな中村さんの成功に深く関係している習慣をお話しいただきました。インタビューは前編・後編の2回、今回は前編です。
計画を立てる人は3%、立てない人は97%…年収の差は10倍
独立してから6年で表参道や青山といった都心で6店舗のオーナーをすることができているのは、読書の習慣があったからです。
ある本に、計画をしっかり立てている人と、立てていない人を比較する内容が書いてありました。計画を立てる人が3%、立てない人が97%であり、将来の総資産の差が大きく開いたという調査があるそうです。僕はもちろん計画を立てる3%に入りたい。Gallicaの今があるのは、計画を遂行してきたからです。
これまで『7つの習慣』など世界的に有名な自己啓発の本をいくつも読んできました。学びが詰まっている本を読んだら、その著者が影響を受けた関連書籍も読んでみる。そんな感じで深掘りし、さまざまな名著に出会うことができました。
美容専門学校を卒業するとき、松下幸之助さんの名著『道をひらく』を先生がプレゼントしてくれたことも忘れられません。学生時代の僕はめちゃくちゃ練習していましたし、先生にも色々と質問をしていたので、期待をかけてくれたのだと思います。美容師1年目のころ、毎日の電車の中で『道をひらく』を読んでいました。
それから今に至るまでずっと読書は続けています。いつもカバンの中に3冊ぐらい入っていますね。移動中に読むこともあれば、寝る前に読むこともあるし、ささっと読む本があれば、丁寧に繰り返し読む本もあったりします。