自分を商品化する時代。「男の身だしなみ」で飛躍した宮永流セルフブランディング術とは

 

今年1月、メンズコスメブランド『RETØUCH』(リタッチ)を立ち上げて話題となった宮永(みやなが)えいとさん。フリーランス美容師をしながら「大人男子の身だしなみ」をテーマにYouTubeを始めて、今や登録者数12万人超え。昨年起業して本も出版し、着実に存在感を高めている宮永さんに、これまでの経緯と自分の価値を高める方法について語っていただきました。

 


 

数年前から動画制作に取り組んでいた

 

 

僕はもともと動画も仕事にすることを考えていたので、フリーランスになってから仲間とチームを作って活動していました。クライアントワークでは制作の目的やターゲット層、どういう画作りでどう見せたいのかというコンセプトをしっかりと定めて進めていくので、YouTubeを個人で始めるときも「誰に届けたいのか」「どういう方向性でどんな画作りでやっていくのか」ということをバチバチに決めて取り組みました。それがたまたまYouTubeの性質に合っていて、うまいこといったのかなと思っています。

 

「男の身だしなみ」を打ち出していますが、全ては僕自身が悩んでいた「疲れ顔」から始まったんですよ。今から3年前、サロンワークでお客さんから「疲れてます?」「大丈夫ですか?」と毎日のように聞かれていた時期があったんですね。これは一刻も早く疲れ顔から脱しなければ、と。ちょうどその頃、『FIVEESM』というメンズコスメが発売されたタイミングだったので、スキンケアよりメイクの方がすぐに変われると思い、やってみようと思ったんです。

 

 

ヘアメイクをしていたのでメイクの知識はありましたが、メンズのお手本がないかな? とネットで調べてみたら、出てくるのはジェンダーレスな華やかなメイクばかり。僕がやりたかったのは、疲れ顔がバレない本来の自分に戻せるようなメイクでしたが、そういう情報は全然なかったんです。ないなら自分で作るしかないと思って、「男の身だしなみをアップデートする文化を作ろう」と思い立ちました。その流れで、YouTubeを始めたんですよ。

 

>YouTubeからコミュニティを広げて「価値」を作り出す

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