2冊の手帳がお客さまとの距離を縮め、gricoをより一層強くする -grico エザキヨシタカさんの習慣 後編-

 

「美容師が憧れる美容師」であり、「美容業界のイノベーター」と呼ばれて久しいgricoの代表、エザキヨシタカさん。そんな彼がどんなルーティンを大切にしているのかは、読者のみなさんも気になるところではないでしょうか。今回の「美容師の習慣」では、エザキさんの1日の流れの中に、どのような習慣が組み込まれているのか教えていただきました。インタビューは前編・後編の2回。ぜひ前編とあわせてご覧ください!

 


 

手帳はあえてアナログのものを愛用

 

 

gricoは1階、2階、3階に別れているので、階段の登り降りが必須です。しかも、営業中は忙しいので、基本はダッシュ。お客さまがお帰りになるときは「すぐに下にいきますね!」と追いかけて、次回の予約を確認し、メモします。このときに使う手帳はアナログのものをあえて使っているんですよ。ペンを使って書くことで頭にインプットしやすいから。スタッフもお客さまの名前を書くことで覚えられると思うんですよね。

 

 

お客さまをお見送りする時間も、お帰りになるお客さまの姿をしっかり見届けたいという思いから、その瞬間も大切にしています。モヤモヤを抱えているお客さまの背中を押すこともあるし、お客さまの自慢の持ち物を紹介してもらうことも。この前は、ポケットが15個くらいあるカバンを見せてもらったのですが、ポケットを15個全部開けるので時間がかかってしまって、次のお客さまをお待たせしているので焦ってしまったこともあります(笑)。それでも僕は、お客さまとしっかり向き合いたいんです。

 

 

都外からわざわざ髪を切るためにきてくれるお客さまも少なくないし、レジャースポットのように感じてくれている方もいます。僕としても、gricoにくることで肩の荷が降りたり、元気になれたりするのならうれしい。みなさんの支えになりたいし、そういうサロンでありたい。スタッフにも同じことを毎回徹底して伝えています。それができなかったからgricoじゃないと思うからです。

 

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