お客さまの「かゆいところはありません」は本当? シャンプー台での本音に迫る!
「シャンプー中、美容師に『かゆいところはありますか?』と言われたら(かゆいところを)言う? それとも言わない?」しばしば話題に上る、サロンあるあるシチュエーションの1つではないでしょうか。
今回、QJ ナビ編集部では全国310人の20代〜30代の女性に「美容室でシャンプーのとき『かゆいところはありますか? 気持ち悪いところはありますか?』と聞かれてその場所をかいてもらったことはありますか?」というアンケートを実施。
どれくらいの人がかゆいところがあると言うのでしょうか。また関西圏の人は、積極的にかいてもらう人、お願いをする人が多いとの噂をキャッチ。噂は本当なのか、地域ごとにも統計を取り、調査しました!
シャンプー台で地域性が出るって本当だった!?
—美容室でシャンプーのとき、「かゆいところはありますか? 気持ち悪いところはありますか?」と聞かれてその場所をかいてもらったことはありますか?<全国>
かいてもらったことのある人が15.8%、ない人が84.2%と想像通りの結果となったのではないでしょうか。しかし、これはあくまで全国平均。地域ごとではこの結果に差が出るのか調査してみました。
—美容室でシャンプーのとき、「かゆいところはありますか? 気持ち悪いところはありますか?」と聞かれてその場所をかいてもらったことはありますか?<地域別>
数字だけで見ると、かいてもらう人の割合は低いものの、東日本と西日本を比べると約2倍の差が出る結果となりました。西日本では、「かゆいところ」「洗い足りないところ」があったら、お願いをしやすい環境が作られているのかもしれませんね。
また、北海道、東北、九州地方の結果は関西圏の半分以下、北海道にいたっては言ったことがある人は“ゼロ”! おとなしい人が多いと言われる東北、北海道。パーソナルスペースに入り込むシャンプー台では地域性が現れやすいのかもしれませんね。
次に、お客さまは本当にかゆくないのか、またなぜ言わないのかも併せて調査をしました。
お客さまは本当にかゆくないのか…? 本音に迫る!
—美容室でシャンプーのとき、「かゆいところはありますか? 気持ち悪いところはありますか?」と聞かれてその場所をかいてもらったことはないと答えた方に伺います。なぜ言わなかったのですか?
特に多かったのが「特にない」という回答が62.3%。しかし、かゆいところがない人が多いからと言って「かゆいところありませんか?」と聞かなくてもいいというわけではなく、「言いたいけど伝え方が分からない」、「恥ずかしい」といった声もあるのが事実。
例えば、いきなり「かゆいところありませんか?」と聞くのではなく、「(頭の)この辺りがこっていますね」と話しかけてみたり、髪の悩みを聞くなど、アプローチを変えて質問をするのもひとつの手。言いづらかったり、説明が面倒だと思っているお客さまも本音が言いやすくなるかもしれませんよ。少しでもお客さまに気持ちよく帰っていただけるように、習慣になっている質問も少し工夫してみてはいかがでしょうか。
(株式会社セイファート 美容師アンケート調査より)