MINXで育った夫婦の「全ての人に笑顔で祝福される独立」 romp/藤巻 巡日人さん
MINXの看板スタイリストの藤巻巡日人(ふじまきゆきひと)さんと、佐々木千紘(ささきちひろ)さんのご夫婦が独立し、恵比寿にてrompを立ち上げました。サロンはまだ10月にオープンしたばかり。取材時には二人の船出を祝うための花束がたくさん並んでいました。独立までお世話になったサロンをはじめ、関わりのある全ての人に祝福されながら独立を果たしたい人にぜひ参考にしてほしいインタビューです。
独立前にしっかりと恩返しをすると決めた
僕たちの独立のきっかけは結婚です。妻が僕と同じMINXで働いていたこともあり、美容師同士で夫婦になるのであれば、一緒に美容室をつくってみたいと思いました。MINXも創業者の高橋マサトモさんと、鈴木美枝子さんが夫婦でスタートさせた歴史があるので、その下で育ってきたことも影響しています。
夫婦で独立すると決めてから2年間くらい準備期間がありました。独立するにあたり、絶対恩返しをしたいと思い、売上はもちろんスタッフ教育においてもしっかり実績を残したかったからです。
個人的にはサロン経営において、教育が一番大事だと思っています。シャンプーからデビュー後のセルフブランディングまで、スタッフへ一通り教えられるスキルを身につけるための時間でもありました。僕と妻の二人とも、たくさんの素敵なお客さまに恵まれていたので、売上の面での不安はさほどなかったです。もともと僕はMINXという大きな看板に頼らないでもやっていけるように、美容師として成長したいと思っていました。まだまだ未熟ではあるけれど、自分たちの力で勝負できると信じての決断です。
独立の想いを幹部に伝えると、会社と私たち双方にとって良い形となるよう、真剣に相談に乗って下さいました。印象的だったのは副社長の原田さんのアドバイス。ただ応援するのではなく、独立に向けて重要なことを順序立てて非常に丁寧に教えてくれたのです。その後も、何か進展がある度に相談させてもらい、アドバイスをいただいたので本当に感謝しかありません。