後輩のぶっ飛んだ行動や発言に思わず「モヤッ」と。現役美容師が語る先輩の苦労列伝
「新人は仕事ができなくて当たり前」きっとみなさんそんな気持ちで、根気強く指導したり、コミュニケーションを取ったりしていることでしょう。しかし、ときには「これって新人だからなの!?」と思うようなモヤッとする瞬間もあるのでは? そこで今回は、現役美容師のみなさんにアンケートを実施。「いやいやこれ新人だからとかの問題じゃないでしょ!」と思った後輩のびっくりエピソードを伺います。
<目次>
>「雑用なんて嫌だ!」新人のびっくりするその理由とは?(28歳/女性)
>あれ? あの子のチラシだけ戻ってきてない…新人さんがチラシ配りの最中にやっていたこと(30歳/男性)
>「これがかっこいいんです!」親切心で言ってあげてるのに…まったく伝わらない!(30歳/女性)
>「このほうが人気が出るはず!」言うことを聞かない失礼な新人に辟易(26歳/男性)
>シャンプーやカラーの練習はいらない!? 指導の際に言われた衝撃の一言(26歳/女性)
>練習で遅くなると…まさかの人から店にクレームが!?(35歳/男性)
>やる気が空回り! 「お腹が空かない」と言い張る新人(28歳/男性)
>思わず「はぁ?」と言ってしまいたくなる後輩の一言「カリスマが言ってたんで!」(32歳/男性)
>知らず知らずのうちに後輩はプレッシャーを感じてる? 「自分のことは自分でやって!」と発表した新人(30歳/女性)
「雑用なんて嫌だ!」新人のびっくりするその理由とは?(28歳/女性)
うちの店では、シャンプーでもカラーでも、入客するためには試験に合格する必要があります。そのため、合格するまでは洗い物やカットした毛のラウンド、カラーの準備など、営業中は雑用しかできません。ある年の新人に、消毒室のハケやカップの洗い方などの指導をはじめたところ「僕はこんな雑用やりにきたんじゃないんです! 技術を教えてくださいよ!」と言われました。
私は「はじめはみんな下積みからやるんだよ。雑用も大切な仕事の1つなの。雑用しながら先輩の仕事を見て学ぶ。これも大事なことなんだよ!」と説得しました。
しかし、その後輩は「営業中に雑用を学ぶのはちょっと違うと思います! 一般企業ではちゃんと研修期間があってそこで技術をしっかり学びますよね? 学ぶ時間と営業を混ぜてほしくないです。洗い物や髪の毛の掃除は、個人個人がその都度しっかりやれば溜まりません。僕も自分の分は自分でやります!」と反論してきました。
その後、同期に説得されたようで、不満そうにしていた彼も徐々に雑用をやるようになりました。「先輩の話を聞けなくても同期の話なら聞けるんだな」と、同期がいることの大切さを感じた出来事でした。
>学生気分が抜けない!? チラシ配りでやってしまった新人さんのエピソードとは?