人気サロンがイチオシする「美容師ブレイクスルー白書2020」。 第8回目は、美容の枠に止まらず、快進撃を続ける新世代のリーダー syn代表、齋藤 正太さん
「2020年の顔はこの人で間違いない!」
2020年、美容業界を賑わすであろう、いま大活躍中の美容師に、QJナビDAILYがいちはやくスポットを当て、今後の目標などを聞く「美容師ブレイクスルー白書2020」。
第8回目は、渋谷syn(旧axy)の代表であり、男性のお客さまや、渋谷界隈の若手美容師さんから熱烈な支持を集めている齋藤 正太(さいとうしょうた)さん。心理カウンセラーの資格を持ち、英語も話せて、独自の経営論も持っているという多才の人です。
今回は、そんな斎藤さんの2019年がどんな1年だったのか、2020年はどんな展開を考えているのか伺いました。
日本一のセンスとホスピタリティを誇るサロンをつくりたい
2019年は激動の1年でした。サロンのブランディングが変わり、名前もaxyからsynに。僕はその代表として、日本一センスがあり、ホスピタリティの高いメンズの美容室をつくりたいと思っています。そんな中、スタイリストの村松修太くんが、デビュー半年で月売上200万円を達成しました。
僕がお受けできない予約も、村松くんがしっかりと受け止めて、お客さまの期待や想像を超えるスタイルを提供してくれています。コンテストの受賞歴もありますし、ホットペッパービューティーの人気上位、Instagramのフォロワーも1万5000人程度と、彼の勢いはすごいです。もともと備わっている才能が開花しはじめているのだと思います。彼の成長に関わることができて、自分もうれしかったですね。
ありがたいことに、synは予約を取りづらいサロンになってきています。もしキャンセルが出ても、10秒後には新しい予約がすぐに入ってくるような状態です。お客さまにご不便をおかけすることもありますが、それでも無理に入客はせず、お客さま一人ひとりと共に生きるサロンでありたいと思っています。
たとえば、1月には成人式、4月から新生活がはじまるなど、1年間のライフプランをふまえて、ヘアスタイルを提案していければ、お客さまは絶対に離れないんです。お客さまご自身はそこまでご自分の髪について考えていないからこそ、僕らの1年間を見据えた提案は、期待を超える提案になります。
また、プロである僕たちがお客さまのヘアスタイルを、中長期的にサポートすべきだと思っています。目先の売上のためにお客さまの要望を全部聞くようなこともしません。お客さまの生活を輝かせることが目的なのです。