「五月病」を回避せよ! 人気美容師4人に聞く「落ち込まないためのストレス解消法」
新年度の4月は、人の出入りも激しく、緊張しやすい時期。そして環境に慣れはじめた5月は、なんとなくだるい、気持ちが上がらない、仕事に集中できないなど、いわゆる「五月病」に見舞われる人が増えてくる時期です。
とはいえお客さまの前に立つときには、落ち込んだ顔なんてしていられませんよね。
そこで今回は、人気美容師4人にアンケートを実施。気持ちが落ち込んだり、疲れてしまったときに気持ちを切り替える方法と、普段からストレスを溜めないためのアドバイスをうかがいました。
<目次>
>>疲れたときは、現実逃避しまくり! 心の拠り所をたくさん持っておく-美容師/イラストレーター TAKUOさん
>人生の主人公は自分! 頭を整理してから前を向く-ALBUM 伊藤佑記さん
>身体を動かしてストレス発散! 「がんばらないと!」と思える状況に身を置く-KILLA 山下未紗さん
>超ポジティブ美容師! 落ち込まないためのマインドを伝授-OCEANTOKYO 鎌形諒さん
疲れたときは、現実逃避しまくり! 心の拠り所をたくさん持っておく-美容師/イラストレーター TAKUOさん
僕はこう見えて、かなりメンタルが弱いほう。なので、すぐ落ち込んだり傷ついたりします(笑)。最近はサロンワークで落ち込むことはありませんが、SNSでは、プレッシャーとかで押し潰されそうになることも。
そういうときは現実逃避しまくっています(笑)。完全に押しつぶされないように、いつもどこかに心の拠り所をいくつも持っておくんです。僕の場合は、青春時代に聴いていた音楽を聴いたり、泣ける映画やNetflixの動画を見たり、大好きなプリンを食べて気分転換しています。
でも、精神的に落ちたり、ストレスを感じたりすることは、悪いことではありません。そういうときって、感受性が豊かになっているときでもあります。想像力・創造力が何倍にも膨れ上がるので、ヘアスタイルもイラストも、アイディアが降りてきやすい。実際に僕の場合は、落ち込んだりストレスを感じていたりするときの作品や言葉のほうが、より人の心に刺さってくれているのかなと思っています。
また、気分が落ちているときほどに音楽を聴いたり、映画を見たりすると、より作品に入り込むことができて、クリエイティブの幅が広げられると思うんです。もちろん、プリンだっていつもより美味しく感じます(笑)。
美容師もイラストレーターもクリエイティブな仕事だからこそ、感受性豊かに、自分がそのとき受けた感情を大切にしたいですね。
無理に上を向く必要はない。泣きたかったら泣けばいいし、怒りたかったら怒ればいい
心に疲れを感じているときは、無理に上を向く必要はありません。泣いたり、怒ったりすればいい。そんな人間味に溢れた人のほうが僕は好きです。不幸を知らない人は幸せを感じることなんてできません。心が疲れているからこそ気付けることがあるはずです。
あなたが今暗い影の中にいると感じているのであれば、怖いことはありません。なぜならそれは、あなたのすぐ近くに光が差し込んでいるということだから…。
<プロフィール>
TAKUO
1989年生まれ、福島県出身。山野美容専門学校卒業後、都内2店を経て現在はフリーランス。2018年4月よりはじめたInstagramが人気を呼び、わずか半年でフォロワー数が2万人を超え、現在フォロワー数は5万人。2020年1月に待望の書籍『美容師あるある物語(小学館)』を創刊。
Instagram:@takuo_illustrator
>落ち込んだときは二段階で復活! すばやく気持ちを切り替えるためのノウハウとは?