売れてない時期に、何に時間を投資するかで未来が変わる-fifth 堀 雄大さんU29次世代美容師-
次世代美容師として注目される「U29美容師」のサクセスストーリーから、成長のヒント
を「美容師のタマゴ」へお届けする企画「U29次世代美容師」。第48回目は、原宿の人気ヘアサロンfifthでメキメキと力をつけている堀雄大(ほりゆうだい)さん。
バリエーション豊富なメンズ向けセンターパートヘアや、ご自身のヘアセット動画などがInstagramで人気です。ただし、これまで順調だったわけではなく、美容師になるまでは紆余曲折があったそうで、夜間に美容学校に通って卒業後もしばらく就職せず…という少し珍しい経歴の持ち主。伸び悩みを感じている美容師さんに、ぜひ読んでいただきたいインタビューです。
初めて美容室に行ったとき、「あ、俺美容師になるな」と感じた
僕は机の前に座って何かするのが苦手なんですよ。だから、子どもの頃からサラリーマンになるイメージがまったくありませんでした。
ヘアサロンに初めていったのは中学1年生のとき。どうしてなのかわからないけれど、そこで「あ、俺美容師になるな」ってふっと閃いたんですよ。それから職業選択は美容師一本ですね。
じっと座って勉強するのは好きではなかったですが、運動は大好きでした。父親が体育教師ということもあって、体操、野球、サッカー、テニス、卓球、ダンスなどなど、ありとあらゆるスポーツをしてきました。長く続いたのはサッカーとダンス。踊れる人って少ないから、文化祭ではヒーロー状態でしたね(笑)。
高校時代の僕は、とにかくちゃらんぽらんでした。僕は朝が弱いので、遅刻も多かったし、学校に行くのも面倒でサボることも多かったんですよ。日本美容専門学校を受けたのですが、昼の部は落ちてしまったんです。
だから、夜間部に入学し、夕方に起きて学校に行き、夜から朝まではラーメン屋で働くという昼夜逆転生活がスタートしました。予期せぬ夜型生活でしたが、夜のほうが時給が高いし、朝弱いので自分には合っていたかもしれないですけれど。