アレンジのトレンドは3カ月で変化する。ハレの日アレンジで売り上げ約3倍を実現したMOTAIさんの強み戦略
お目立ち必至でとことんおしゃれ、唯一無二の成人式・卒業式ヘアアレンジが話題の「sai」MOTAIさん。ハレの日やイベントのヘアアレンジをSNSに投稿するようになって以来、一気にフォロワーが増加、サロンの売上も2〜3倍になったそうです。しかし、MOTAIさん自身は「アレンジはまだまだ修行中の身」と思っていると話します。
そこで今回は、MOTAIさんのアレンジへのこだわりやこの数年でのハレの日アレンジのトレンドの変化、そして、美容師にとっての「好き」や「強み」の大切さなどをたっぷり伺いました。
アレンジは「そのときだけの特別感」を作り出せる
アレンジをやりはじめたのは、独立前に務めていた『Wille』でサロンのキービジュアルを打ち出す役割を担ったことがきっかけです。2015年ごろですね。
ビジュアルを作っていく中で「何か他のサロンや今までの自分とは違うことをしたい」と考えました。それで、リボンや花、プラスチック、ロープ…など、髪にいろいろな素材をつけはじめたんです。
Instagramにヘアアレンジの写真を投稿しはじめたのは、ビジュアル作りでアレンジをはじめて少し経った2015年の秋〜冬ごろ。当時はアレンジのスタイルを投稿するというよりは、アレンジ用の小物を載せていました。
そのうちに、投稿を見たお客さまからアレンジのオーダーが入るようになり、アイドルのライブへ行くときのリボンアレンジや、体育祭やハロウィンなどのイベントに合わせたアレンジを任せてくださるお客さまが増えてきました。そしてそのお客さまのアレンジのバックスタイルをInstagramに載せて、それを見たお客さまがきてくれて…という好循環で、ヘアアレンジの件数が徐々に広がっていきました。
https://www.instagram.com/p/_EpseYQJrc/
アレンジスタイルを発信しだした当初の投稿
僕は、もともとアレンジが好きだったわけでも、長年やっていたわけでもありません。Willeでキービジュアル作りとしてやりだすまで、ほとんどやったこともなかったんです。でも、アレンジをやりだしたら、その魅力にどっぷりハマってしまい、独学でどんどん深めていきました。
アレンジの魅力は、魔法っぽいというか、非現実的なところ。ハサミを使わなくてもできるし、シャンプーすればもとに戻せる。そのときだけの特別感がいいんです。今では、できることなら24時間アレンジをしていたいくらいに、アレンジが好きになっています。
>MOTAI流・アレンジ写真のInstagram投稿術とは?