年間個人売り上げ1億円でなお進化を続ける“好みを似合うに進化させる”似合わせの達人から、全美容師へのメッセージ

 

大人女性の自分史上最高の美しさを引き出す「MAYUMIカット理論」の考案者であり、週刊女性連載マンガ『こまどりの詩』に登場する美容師・黛真澄のモデルにもなっている美容師、MAYUMIさん。個人年間売上は億を優に越えており、国内ナンバー1(髪書房出版2018年調べ)とも言われている。さらに「MAYUMIカット理論」のセミナー講師を務める“美の伝道師”です。そんなMAYUMIさんから、リクエストQJナビDAILYの読者に向けて「加齢を華麗に変える」ためのアドバイスをいただきました。1億円の売り上げは小手先のHow toでは実現できるものではありません! 大人女性を美しくしたい美容師必見のインタビューです。

 


 

ショートは全治1年、ミディアムは全治2年、ロングは全治3年

 

 

 

今から20年前、いわゆるカリスマ美容師ブームが起こりました。木村拓哉さんが主演のドラマ『ビューティフルライフ』も大ヒットし、社会現象とも言えるくらい美容師が注目された時代です。ただ残念なことに、ここで大きな誤解が生まれたと私は考えています。

 

そもそもカリスマ美容師と呼ばれていた人たちは、ブラントカットのレイヤーやグラデーションで、立体構造をつくることができる技があったんです。しかし、カットのパフォーマンスとして、見栄えのよいシャギーが使われていた影響もあって、むやみにシャギーを多用する美容師が増えました。キレイに切ることができないから、シャギーでごまかしてきたのです。

 

シャギーをすると、髪のキューティクルが痛んでしまいます。やっていることは、髪を削いでいるのと同じです。だから私は、シャギーが入っているお客さまが新規でいらしたときに、こうお伝えするんです。

 

「美髪を取り戻すまでに、ショートは全治1年、ミディアムは全治2年、ロングは全治3年かかります」と。

 

一度、シャギーで痛めてしまった髪は、すぐにはもとに戻りません。ですから、頭皮の環境を整えて、髪を育てるところからやり直さなくてはならないのです。

 

 

加齢で髪のボリュームが減っている大人女性にシャギーを入れるなんて言語道断。大人女性の悩みにきちんと耳を傾けて、解決に導くことができる美容師が本当に少ないと思っています。MISS ESSENCEでは頭皮ケアや髪質改善のメニューも数多く開発し、とりいれています。全ては大人女性が好きにデザインを選べるようにするための土台作りなのです。あるとき私の売り上げが1億円台と知ったお客さまが「MAYUMIさん1億円しか売り上げないなんてダメよ。こんなに研究や開発をして最高のものを使ってるのだから、もっと稼がないと潰れないか心配よ」とおっしゃいました。そう思われるぐらいさまざまな研究を重ねることで自由にデザインを選べるための髪づくりをお手伝いしているんです。

 

ファッション業界は年を重ねれば重ねるほど味がでて、ブランドに厚みが出ます。一方で、美容業界の平均年齢は27歳か28歳。大人の美容師が全く増えていかないんですよね。自分に合う美容師と出会うことができず、困っている大人女性が全国にはたくさんいるはず。私はそこに強い危機感を抱きました。だからこそ、全国で大人女性の加齢を華麗に変える「MAYUMIカットセミナー」をしているのです。日本の主要都市だけでなく、ロサンゼルスや北京など海外でもおかげさまで大盛況でした。

 

>骨格を矯正し、小顔をつくる「MAYUMIカット理論」

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