オール4の美容師ではなく、一つだけでも5のある美容師になれ!「NOBU’S KITCHEN」Vol.13ゲストLECO内田聡一郎さん【後編】
13回目のゲストは、LECO代表の内田聡一郎(うちだ そういちろう)さん。NOBUさんとは、あまり接点がなかった内田さんですが、前編のぶっちゃけトークを経ると開始2分で打ち解けた様子になった模様。
後編では、血反吐を吐くほど(!?)努力した時代のことや、これからの時代を背負う若手美容師が目指すべき道について話していただきました。
※本文中の敬称は省略しています。
現在は多忙さが共通点の二人。20代は対極のスタンスで努力を重ねていた!
――内田さんもNOBUさんも、若いころの努力の積み重ねがあるから今のような立場になられたと思うのですが、今までの人生で『血反吐を吐くほど頑張った』ときって、いつのことですか?
NOBU:僕は、ALBUMに入る前、大坂で美容師をやっていたときですね。
有名になりたくて、その時代ごとのトレンドをひたすら追い求めていました。読者モデルブームのときは、コンサバなスタイルを、『小悪魔ageha』が流行ったらギャルっぽいスタイルを、エクステが流行ったらエクステをやったりとか。そうしているうちに、東京で美容師をやろうと決めたときに、今の代表である槙野に声をかけられたんですよ。
内田:僕の場合、NOBUさんとはスタンスは対極ですね。僕はエゴイズムが強かったので、トレンドのリサーチは一切しなくて、自分がやっていることをいかにして流行らせるか、というか自分が“いい感じ”に見られるかということに心血を注いでいました。自分が何をしたらイケてると思われるのか、という自己中心的な考え(笑)。
――今日は、ALBUMから内田さんに憧れるお二人にも来ていただいているんですが…
内田:本当ですか!? なんかスタイルからは俺のエッセンス一切感じられないですけど(笑)、うれしいです。
――爆笑!
というわけで、ここからは衣川光さんと桑原大貴さんも交えてお話を進めていけたらと思います。
内田:二人は社員なんですよね?
桑原:俺は入社当社、業務委託だったんですよ。
衣川:僕は最初から社員として入社しました。
NOBU:ちょうど渋谷店が盛り上がってきたころに、衣川が入ってくることになって、当時ヘアアレンジ動画がバズって、すでにインスタグラムのフォロワーが3万5000人くらいいるということで、周囲はざわついていましたね。
内田:じゃあ変な話、ALBUM入らなくてもやっていけたんじゃないの?
衣川:ヘアアレンジを売りにしていると、来てくれるお客さんって限られてきますし、フォロワーは多いけど売上にはあまりつながっていなくて。美容師としてまっとうにやっていけるような働き方がしたかったんです。
>内田聡一郎を知らない人でも心を掴む自信がある、ヘアショーにかける思い