デビュー前に自分の武器をつくる! 作品づくりに没頭し日本武道館へ -FILMS 小俣恭平さん U29次世代美容師-
次世代美容師として注目される「U29美容師」のサクセスストーリーから、成長のヒントを「美容師のタマゴ」へお届けする企画「U29次世代美容師」。第41回目は、FILMSのアシスタントとして奮闘中の小俣恭平(おまたきょうへい)さん。デビュー前に武器を持ちたいと自ら率先して作品撮りに注力し、ナプラドリームプラス2019の武道館に進出した次世代モンスターです。今回はそんな小俣さんがどのように成長してきたのか、その軌跡をたどります。
野球部でレギュラーを外されてもボウズ拒否
小中学校時代は野球漬けでした。強くてしかもスパルタな野球部に所属し、ポジションはピッチャーとショート。レギュラー選手でしたが、髪が長いことが理由で外されたこともあったんですよ。ボウズが強制ではないのですが、ボウズにするのが暗黙の了解だったんですよね。僕は小学校の高学年くらいからファッションに興味を持ちはじめて、中学のころはおしゃれをしたくてしょうがなかったんです。だから、ボウズはありえなかったんですよ。
高校に入ってからは、実家のある栃木県から原宿まで月に1、2回通い、アルバイト代を全部つぎ込んで古着を買っていました。その当時読んでいた雑誌は『CHOKiCHOKi』。おしゃれキングという企画で、おしゃれな美容師さんが古着を上手にコーディネートしているのを見て、かなり影響されました。OCEAN TOKYOの三科さんや、俳優の千葉雄大さんがおしゃれキングだった時代ですね。高校のころには夢は美容師と決まっていましたが、髪を切ることよりもむしろ、おしゃれをしたい気持ちが強かったです。