業界の常識は破るためにある!? 異端児二人の未来予想図 「あの人に会いたい」美容師×美容師の化学反応 第2回ALIVE西川礼一さん×Gigi間島勇大さん
美容師同士だから語れることがある。美容師だから分かり合えることがある。しかし、話したい美容師さんはいるけれど、売れっ子ともなると忙しくてゆっくり話す機会がないという人も多いのでは? そこでQJナビDAILY編集部が、美容師さんが好きなテーマで語り合う対談の機会をつくりました。第二回はALIVE西川さんのリクエストで、Gigi間島さんとの対談です。新進気鋭の経営者として美容業界をざわつかせるお二人に、大いに語りあっていただきました。
美容師というより起業家? いきなり経営談義がスタート!
西川:(Gigiに到着した西川さん。店内や中庭を見渡しながら…)インテリアからなにからこだわりを感じるものばかりです。これ、全部間島さんがトータルでプロデュースされているんですよね? 美容以外の会社もやられているし、普通のオーナーさんとはちょっと違うなって前から思っていました。
間島:いえいえ、僕のほうこそ西川さんたちの「NO LIMIT」(2店舗目出店を目指すために必要な知識を学ぶ美容室専門の経営オンライン・サロン)に入って、勉強させてもらっていますから。西川さんは、僕が一番尊敬している経営者なんで、今日はお会いできて光栄です!
西川:いやいや、本当にそんな風に思ってます?(笑)
間島:美容師を引退して、経営に専念するという決断もさすがだなと。
西川:引退っていうと大げさだけど、新しいことに挑戦することもなく、できることをただやっているような感覚になっちゃったんです。そうすると同じことの繰り返しになってしまうから、辞めてなにか新しいところに踏み出してみようかなと思ったんですよね。
間島さんのほうこそ、僕より年下の経営者さんだけど、アンティーク家具や観葉植物の販売とかいろいろ手掛けてますよね。次々新しいことをしている印象ですが、次はどんなことをするんですか?
間島:よくぞ聞いてくれました(笑)。これから、導入・メンテナンスコストがすごく安い給湯器を販売します。今はガスがつかえない物件もありますし、電気給湯器を入れるとすごく高いですよね。仮に3台入れるとすると、工事費込みで100万円くらいはします。鉄の棒を熱してお湯をわかす仕組みだから、鉄が錆びないようにメンテナンスする必要もある。ランニングコストも高いです。この問題をどうにかしたいなと思って見つけたのが、ガラスの技術を応用してつくられた給湯器です。まず価格が安くて、かなりの経費削減になると思います。それに鉄と違って錆びないから、メンテナンスの費用も安くてすみます。韓国の企業がつくっているんですが、独占契約を結ぶことができたので、自分のところから販売できます。
西川:ぜひ、「NO LIMIT」でも紹介させてください。間島さんこそすごい経営者ですよ。
間島:いやいや僕は美容師としても、経営者としても全然イマイチなので、マネタイズできるところを探すしかないんです。