美容師YouTuberもるさんがOCEAN TOKYOでデビューして「変わったこと・変わらないこと」
美容学校生時代からYouTuberとして活躍してきたもるさんが2018年8月にOCEANTOKYOでスタイリストデビューを果たしました。なんと、デビューを発表し、予約を開始してから、わずか数分で1ヵ月先までの予約が完売したのだとか。今、美容師YouTuberとしてノリにノッっているもるさんに、デビュー後の変化や、サロンワークと動画制作の両立、これからの展望をテーマに、お話をうかがいました。
想像以上にスタイリストは大変だった!
Q.スタイリストデビュー後、変化を感じましたか?
ぶっちゃけ話をすると、僕はアシスタントよりもスタイリストデビューしたあとのほうがラクなんじゃないかなって思っていたんですよ(笑)。アシスタントって業務内容的にやることが一杯あるじゃないですか。その一方で、スタイリストの仕事はカットだけみたいに見えていたんですよね。だから、アシスタントのほうが大変だと思っていたんですが、それは大間違いでした。スタイリストの仕事はカットすることではなく、お客さんの“魅力を引き出すこと”だからです。
アシスタントは投げられたものに対して、その枠内で考えて仕事をするけれど、スタイリストはお客さんの全てをデザインします。他の職業でたとえるとしたら、お医者さんに近いですよね。まずお客さんの骨格や髪の生え方を診断することが大事なので。
お客さんはみんな骨格も違えば、生え癖も違うし、髪も太かったり、細かったり、柔らかかったりします。左右対称に切れば決まるかと言えば、そうじゃないんですよね。骨格が左右非対称の人が多いので。セニングの量とかレイヤーの高さとか、そういうところまで気をつかって、しかも会話しながらやるわけで。最初のころは「すげー大変じゃん!」って思いながらやっていました。