前人未到の記録「月間総売上1300万円」はこうして生まれた(後編)−AFLOAT JAPAN/伊輪宣幸さん
スタイリストデビュー月に月間総売上230万円を突破し、2018年12月に前人未到の月間総売上1300万円を達成したAFLOAT JAPANトップスタイリスト伊輪宣幸(いわのぶゆき)さん。歴史を塗り替える男の思考回路はどうなっているのでしょうか。インタビューを通じてこれまでの経歴を振り返っていただきつつ、目標を達成するための思考や行動についてうかがいました。
インタビューは前編・後編の2回。今回は後編です。ぜひ前編とあわせてご覧ください。
津波を起こすイメージで、作品をアップしまくった
デビュー月は月間総売上230万円を達成しましたが、その後1年くらいは80万円から150万円くらいをうろうろ。2年半で3カ月連続350万円という条件をクリアして、トップスタイリストに昇格しました。さらに、2年9カ月で500万円を達成。「どうしてそんなに売上をあげられるんですか?」と聞かれることもありますが、答えはシンプルです。
方程式にすると「新規+リターン=目標」。売上をあげるとなると、みんな難しく考えてしまうのですが、新規客とリターン客を増やせば数字は伸びます。だから、新規を増やす方法、リターンを下げない方法を考えればいいんです。そして、そこに24時間費やせば、誰にも負けません。
たとえば、僕がスタイリストになったころは、「RASYSA(らしさ)」というサイトが有力な集客媒体でした。だから、そのサイトで日本一多く作品をUPすることを目標にしたんです。毎日10スタイル、サイトに津波を起こすイメージです。人の10倍作品を上げたら、人の10倍チャンスが増えます。けれど、普通の人は10作品も上げられないんですよ。僕は美容師として成功できなければ死ぬくらいに思っていたので、それくらいやるのが普通でした。
成り上がりのストーリーが好きというのも影響していると思います。僕は中学時代、バスケ部の3軍からスタートしました。3軍は屋外のゴールもないところで練習するようなひどい扱い。そこから2軍、1軍と上り詰めて、最終的にはキャプテンになり、女の子に超モテた(笑)っていう経験もあります。目標が高ければ高いほど燃えるんですよ。