TOKYO看板アシスタント男子 Vol.12 次世代美容師コンテストアシスタント部門グランプリboat by ROVERの直感行動力男子小松裕一郎さん

 

東京のカワイイアシスタント女子をご紹介したTOKYOカワイイアシスタントシリーズから1年。 世は空前の男子美容師ブームです。清潔感などあたりまえ、男子もかっこよく、ときにはカワイく。そんな時代を牽引しているであろうサロンの看板男性アシスタントさんにクローズアップします。

 

美容師たるものカッコイイことも人気の条件。未来のカリスマとなる!? 看板男性アシスタントさんに信条(マイルール)やファッションについてなどを伺いました。

今回は次世代美容師コンテストのグランプリ秘話トークのオマケもあります!

 

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第12回目は、直感でこれだ! と思ったら謎の行動力でラッシュするboat by ROVERの直感行動力男子小松裕一郎(こまつゆういちろう)さんです。

 

 

中高のころからヘアスタイルにこだわりがあり、地元の美容室のカットに納得がいかなかった小松さん。自分ですきばさみを買ってセルフカットをしていたそう。前髪をすくのはもちろん、そのころ流行していたMen’s eggの襟足を残したヘアスタイルや束感を作ることにも我流で挑戦していました。

 

高校を卒業したら自分の力で生きなさいという母の方針によって、手に職をつけるべく美容学校へ。まかないのでる居酒屋でバイトをしながら1年通ったものの、学校と練習とバイトの過酷な生活で無理をしすぎてしまい…。お金を貯めるために一度休学をしたそう。

 

そこから半年間、一心不乱にバイトをし、あきらめることなく再入学。モデル兼裏方という立場でヘアショーチームに入り2~3ヵ月に1度のヘアショーを開催するなど精力的に活動しました。

 

新卒で入社したのは服装や髪形の規定が厳しく、大人女性をメインターゲットにしたサロン。1年目で担当できる技術はシャンプーとヘッドスパのみというカリキュラムだったといいます。

もともとがロン毛でファッション好き、さらに最先端のトレンドを提案したいと考えていた小松さんは“一生働きたいサロンに転職したい”と転職活動を開始。

 

お客さまとして行ったROVERでオーナーの小林直樹さんにカットをしてもらい、そのスタイル、お店の雰囲気、スタッフが楽しそうに働いている姿を見て、直感で“ここで働く!”と決意。普段それほど行動力がある方ではないにも関わらず、その日のうちに写真を撮って履歴書を書き、翌朝投函したそう。

 

ROVERに入ってからは“半年先を行く同期を絶対追い越す”と決め毎日練習。

実践が成長の近道だと、カラー、カット、パーマのモデル練習を精力的に行い1年弱で同期に追いついた小松さん。そんな中たまたま手にして開いた雑誌のページにあった次世代コンテストの文字に、また“これに応募してグランプリを獲る!”と直感で行動をした小松さん…(コンテスト秘話は記事末に)

 

現在は来年4月のデビューを目指す直感行動力男子です!

 

DATE

出身:山梨県

出身校:山野美容専門学校

キャリア:アシスタント3年目

特徴:直感行動力男子

 

SHORT Q&As !

 

Question1.スタイルを持って楽しく美容師をするためのマイルールは?

 

“自由に貪欲にやりたいことをやる”ことです。

一眼レフカメラ撮影や服のデザインなどいろいろな趣味があるのですが、いろいろなことにまず手を出してみることが大切だと思います。もちろん美容が芯です。でも芯をもっていればすべてのことがそこにつながって還元されていくと思っています。

 

Question2.今一番がんばっていることは?

 

スタイリストデビューに向けての技術の追求です。原宿のお客さまだからこそ求められる技術なので、特にブリーチカラーには力を入れています。

 

Question3.今日のファッションのポイントは?

 

今日のテーマはスケーターストリートです。オーバーシルエットとラフさを意識しています。場所柄もありキメすぎないスタイルに、小物でアクセントを加えています。気に入っているのはSTRAIIGHTのコーチジャケット。このお店はサロンの近くにあって店員さんとも仲がいいんです。人とのつながりを大切にしたいので、何を買うかと共に誰から買うかも重要です。

 

Question4.憧れの美容師さんは?

 

いません! すごいなという美容師さんはたくさんいるんです。でもその人みたいになりたいとは思わないですね。憧れちゃうとその人を越えられない気がして。だからすごい人をみたら“肩をならべてやる!”“越えてやる!”って思うんです。いろいろな美容師さんからすごいと思うところを吸収して唯一無二の美容師になろうと思います。

 

Question5.今はまっていることは?

 

一人旅です。この秋に石垣島に行ってきたんですが、何も決めずにその日の気分ででかける旅にしました。そこで出会った人と飲みに行ってそれぞれの人生を語り合うのは貴重な体験でした。日本が好きなので各地を回りたいです。宮古島や屋久島も行ってみたいし、北海道をバイクで一周もいいですね。

 

Question6.お休みの日は何をして遊ぶ?

 

美容師の友達とご飯にいきます。薬剤の話、カラーの作り方、SNSのやり方など情報交換しています。やる気のある同世代といると、“この世代で新しい風を吹かせるぞ”っていう気持ちになります。今は努力が可視化される時代だと思っています。ある程度こうやれば売れるという道筋もある。わかっているのだからやればいいんです。美容師仲間と話すのはそのモチベーションを得る時間でもあります。

 


 

オマケ

Special Question.

ASOBISYSTEMとchokichokiが開催した次世代美容師コンテストのアシスタント部門でこの夏グランプリを獲得した小松さん。グランプリ獲得秘話は?

 

 

応募のきっかけは本当に偶然で、たまたま開いた雑誌のページが次世代美容師コンテストの広告だったんです。それを見た瞬間“これに応募してグランプリを獲る!”と思ったんです。全くの直感です。それまでほとんど作品撮りの経験もなかったんですが…。

 

そこでまた謎の行動力を発揮して、友だちをモデルに3作品を作りました。一人何点までという制限は書いていなかったので、3点とも応募しました。後できいたところ、3点も送ったのは僕だけだったみたいですね。

 

ヘアはもちろん、ファッション、メイク、カメラ、ロケーション選びもまるっと自分でやったので時間はかかりましたが、やりがいはありました。応募したときからグランプリな予感はしていたんですが、2点が2次に残ってしまい、投票してくれる友だちの票が分散されたのは予想外の痛手でした(笑)。

 

次世代美容師コンテストのアシスタント部門グランプリ受賞作品

 

小松さんのスタイルをもっと見たい方はInstagrm ID→ @yuichirokomatsu_

 

初めて賞らしい賞をもらって、もちろんうれしかったし、やっぱり自分は美容師に向いてるんだなと自信がつきました。他に賞をもらって変わったことは、SNSのフォロワーがちょっとだけ増えたのと。あとはchoki chokiの編集者さんとの出会いで、雑誌のスナップに出ることができました。やっぱり人とのつながりって大事ですね。

 

グランプリ発表の日は胃が痛くなるほど緊張しました。でも初めから「やってみなよ!」と応援してくれた小林さん(オーナー)がお休みをとって一緒にきてくれて。お父さんのごとく(笑)最前列で写真を撮ってくれていたのがすごく心強かったです。

 

その後も作品撮りはつづけていて、instagram(id:@yuichirokomatsu_)にアップするようになりました。次世代美容師コンテストは一つのきっかけです。これからもスタイル提案のためにも試行錯誤しながらいろいろなスタイルに挑戦していきたいと思います。そして、“心にひっかかったらとりあえずやってみる!”この精神はこれからも大切にしていきたいと思います。

 

(取材・文・撮影/QJナビDAILY編集部)

 

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