アイデザイナーのおかげで人と関わることが好きだと知った。NANAMIがアイデザイナーをずっと続けたい理由
SNSのフォロワーが25万人。最近ではモデルとしても活躍しているNANAMIさん。アイデザイナーとしての側面を聞きたいと思い、インタビューをお願いした。
インタビュー当日、NANAMIさんがいる部屋へ入室すると、少し緊張した面持ちで迎えてくれた。「実は少し人見知りで」というNANAMIさんの言葉通り、最初は言葉数こそ少なかったものの、アイデザイナーとしての仕事の話を聞いているうちに、ゆっくり丁寧に話すそぶりから、この仕事が本当に好きということが伝わってきた。
NANAMIさんが思う、アイデザイナーという仕事の楽しさとは。
とりあえずではじめたアイデザイナーが続いた理由
「アイデザイナーをやるって決めた理由にはっきりとしたきっかけがないんです。
メイクアップアーティストを目指して、美容学校に入学しました。でも卒業するころには少しやりたいことと違うと思って進路を悩んでいて。アイデザイナーなら美容師免許が活かせるし、手に職をつけたくてとりあえずやってみようではじめた仕事だったんです」
今のお仕事を目指したきっかけをたずねてみての返答に、少し驚いてしまった。飾りなく、とりあえずではじめた、ということを話してくれたからである。
でも、その“とりあえず”がなぜここまで?
「はじめたばかりのころはフリーのお客さまをこなす日々ですが、徐々に指名をもらえるようになりました。自分のお客さま、と呼べるような方が少しずつ増えていくのがうれしかったんです。最近では四国の方が毎月きてくださったり、地方の方が旅行ついでに施術を受けてくださったり。お客さまが増えていくのが本当にうれしいんです。
インスタやモデルをやっているからかもしれないですが、同い年くらいのお客さまが多くて、友だちのようにたわいもない話をしているのが楽しい。美容師さんもそうですが、約1時間、お客さまと近い距離で接する職業ってあまりないと思うんです。その距離の近さと時間の濃密さも自分に合っていたみたいなんです」