TOKYO看板アシスタント男子 vol.5 和み系ギャップ男子BLUE TOMATO KAZUMAさん
東京のカワイイアシスタント女子をご紹介したTOKYOカワイイアシスタントシリーズから1年。世は空前の男子ブームです。清潔感などあたりまえ、男子もかっこよく、ときにはカワイく。そんな時代を牽引しているであろうサロンの看板男性アシスタントさんにクローズアップします。
美容師たるものカッコイイことも人気の条件。未来のカリスマとなる!? 看板男性アシスタントさんに信条(マイルール)やファッションについてなどを伺いました。
第5回目は、唯一無二のキメキメノンジャンルファッションからは想像もできない、やわらかぁーい接客と真摯さについほっこり!BLUE TOMATOの和み系ギャップ男子KAZUMAさんです。
Photo2.シャーベットカラーと襟足三つ編み
Photo3.着こなしで表情の変わる赤のパイピングが効いたパジャマシャツ
Photo5.シューズはタグをプラスティックのポイントに
Photo6.笑顔になったとたん和み系に変身
DATA.
出身:北海道小樽市
学校:日本美容専門学校
キャリア:アシスタント2年目
特徴:和み系ギャップ男子
中学でファッションに目覚めると同時に、ヘアスタイルあってこそのファッションだと早くも気付いてしまったKAZUMAさん。通信制の高校で勉強をしつつ昼間は美容室でアルバイトをして接客と技術を学んだそう。施術はできないけれど、思いっきり吸収できる高校生の時期にどっぷり美容室にいられたのはすごくプラスになったと言います。高校卒業後は美容をやるなら東京でやりたいと思い上京。卒業後はサロン全体の“お客様や人に対する向き合い方”に魅かれてBLUE TOMATOへの入社を希望します。
面接の課題は「切り抜きなど好きなビジュアル3点を持参すること」。
KAZUMAさんは、好きなビジュアル3点に追加して、そのビジュアルからのインスピレーションで自身の世界観を表現する作品撮り3点をわずか1週間で撮影し、共に持参するパワープレイを見せたとか。そのがんばりから、芯に持つ情熱が伝わって無事入社できたのだそう。入社後は自由な気風のサロンで好きなファッションを楽しみながら、技術・接客を学ぶ毎日。独特の襟足ロング三つ編みスタイルや超個性的ファッションでお客さまの目を引く分、人一倍きちんとした対応を心がけているのだとか。奇抜なファッションとはウラハラに、礼儀正しさとやわらかなコミュニケーションで愛される和み系ギャップ男子です。
SHORT Q&As !
Question1. スタイルを持って楽しく美容師をするためのMYルールは?
常に自分をアップデートしていくことです。好きな事や物を見たりして、自然に入ってくる情報の中で好きな事や物をアップデートしていき自分が変われるようにしています。
それを1人の美容師として、今できるなりに表現をしていく事が楽しいんだと思います。
Question2. 今一番がんばっていることは?
感覚的にやっている事や好きな物、ビジュアルに対して理論づけて、“説明力”を磨くことです。もちろん、理論づけできない感覚的な部分もあると思うのですが、
“いいな”“素敵だな”と思うことをどうしてそう思うのか、整理して言語化できるようになりたいんです。お客さまにも「こうしたらよりカワイイですよ」「スタイリングは髪質や骨格の似合わせなどを踏まえて、こういう理由でこうするといいですよ」と理論立ててお話しできたらもっと喜んでもらえるなと思っています。
普段からヘアスタイルや好きなビジュアルや好きな物に対して、どういう理由でいいと思ったのかを、考えたり話したりするように心がけています。
Question3. 今日のファッションポイントは?
今日のポイントは柄on柄。グラムっぽさと90年代原宿のなんでもありな雰囲気を掛け合わせてカルチャーミックスを楽しんでいます。イチオシアイテムはパジャマシャツです。着方でさまざまな印象を出せるところが気に入っています。
ファッションについては映画や、アート、カルチャーといろいろな分野から刺激をうけて、それをフリーな感覚でコーディネートしたいと思っています。あとは、古着屋さんやフリマで誰にも目を向けられていないアイテムに価値を見出すような楽しみ方が好きです。そんなアイテムを発見すると“僕にみつけてもらえてよかったね!”という気持ちになります(笑)。
Question4. 今ハマっていることは?
シール帳です! お子さま連れのお客さまがいらっしゃるので、楽しいかなと思って集めていたシールを手帳にまとめたんです。でも小さい子の食いつきはあんまりよくなくて(笑)。意外にも女性のお客さまに喜んでもらってます。
Question5.お休みの日は何をして遊ぶ?
映画や美術館、服を見に出かけます。学生のころは渋谷や原宿ばっかり通っていたんですけど、今は行ったことのないエリアに行くようにしています。お客さまの住んでいる街やお勧めして頂いた場所に行くと話が弾みます。最近はお勧めされた町田の古着屋さんに行きました。駅前に109があったのがビックリしましたが(笑)、掘り出し物がたくさんあったし、絶妙な都会感のある町田の雰囲気にハマってしまいました。別のお客さまに勧められたかっぱ橋は問屋街なんですけど、看板屋さんや食品サンプルなどが面白く、刺激を受けられる場所でした。
Question6.最近食べたおいしいものは?
この間、サロンのみんなで館山に泊まりに行ってバーベキューをしたんですけど、MUDAIさん(オーナー)がローストビーフを作ってくれました。外でみんなで食べたことも相まってすごくおいしかったです。
(取材・文・撮影/QJナビ編集部)