三鷹のさわやか農業男子が歌舞伎町のサロンに9年間通い続ける理由
東京都三鷹市でキウイやぶどうを栽培している島田果樹園の島田穂隆(しまだほたか)さん。今はさわやかな農業男子ですが、農業を始める前はお兄系ファッションとキレキレのポエムで有名な某雑誌の紙面に登場したこともあるのだとか。そんなバックグラウンドもあって、島田さんは非常に美意識の高い農業男子! 農業と美容との共通点や、お気に入りのヘアサロンについて、お話しをうかがいました。
大学中退、ニートなど紆余曲折を経て農業男子へ
僕は農業をすると決めるまで、目標を見つけることができず、かなりフラフラしていました。大学の理工学部で勉強していましたが、おもしろいと思えなくて3年で中退。それからしばらくニートを経験し、「さすがにこれではいけない」と酒屋やドラッグストアでアルバイトをしました。バイク用品店の社員になったこともありますが、それも続かず…農業をするまでの僕は、人から褒められるような生活をしていませんでした。
農業をすると決めたのは、親から立川農林総合研究センターの後継者育成研修のようなものに行くように勧められたことがきっかけ。ほかにすることがなかった僕は二つ返事で行くことを決め、果樹コースで1年間学びました。研修を終えて農業を始めたのは27歳のころ。今年で9年目になります。
栽培しているのは、キウイとぶどうで、親は養蜂もしています。キウイは「東京ゴールド」、ぶどうは「シャインマスカット」を中心に作っています。「東京ゴールド」は三鷹市の特産品として、街をあげてPRしているブランドです。皮ごと食べられる「シャインマスカット」はご存知の方も多いと思いますが、ウチの農園でも人気商品。果樹園に併設している直売所では、お客さまに好きな房を自分で収穫していただき、購入してもらっています。
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