湘南暮らし、サーフィン、メリハリのある職場…本気で望めばすべて手に入る! −Arouse by afloat Sea side− 独立theory
人気サロンk-twoのディレクターなど、都内で輝かしいキャリアを重ねてきた松浦 裕哉(まつうらゆうや)さんは今、湘南・藤沢市にあるArouse by afloat Sea sideの代表として活躍しています。なぜ、松浦さんは都内で築いたキャリアを手放したのか、そして、新しい環境で「代表」になるまでどんな苦労があったのか語っていただきました。一般的な独立とは少し異なる「自分の城の築き方」や「自分らしい働き方」のヒントが詰まったインタビューです。
人気店のディレクターの肩書を捨て、スタイリストから再出発
前職のk-twoには何の不満もありませんでしたし、今も感謝しかありません。ただ、結婚して子どもができると、「家族との時間を充実させる」という新しい「やりたいこと」が生まれました。また、僕にとってサーフィンは生活の一部なので、「気軽に海に入ることができる街で暮らしたい」という願望もあったんです。
僕は「やりたいことがあるなら、やればいいじゃん!」って思うタイプなので、湘南に引っ越して、やりたいことを全部やろうと決めました。それまで仕事の面でもやれることは全部やって結果を出してきましたし、都内でなくてもお客さまを増やせる自信もあったので、東京を離れることに対して迷いはありませんでした。そこから1年間、東京と湘南を往復して仕事を引継ぎました。ただ、サロンを辞めると決めたときは、まだ行き先が決まっていなかったんですよね。
Arouse by afloat Sea sideに入ったのは、湘南に引っ越してから代表の高屋とよく飲むようになり、美容と向き合う姿勢などを語り合うようになって、意気投合したからです。店舗運営を一任される立場でやりたいと思っていたので、サロンの代表になるまでにクリアすべき売上目標などの達成条件を話し合い、お互い納得した上で入社しました。
k-twoでは結果を出していましたし、セミナーなどの社外活動もしていました。SNSなどを通じて、僕のことを知ってくださっている人もたくさんいます。けれども、それはあくまで都内だけの話であって、藤沢にきたら「あの人、誰?」状態。僕のことを知らない美容師さんばかりです。そんな状況で、新入りの僕が役職をもって始めてしまうと、サロンがギクシャクしてしまうため、ヒラのスタイリストとして、Arouse by afloat Sea sideでのキャリアをスタートしました。
>いざ湘南で働き始めると、お客さまがまったくいない状態に…!