音も香りも! 五感に届くリアル感が成功のカギを握っている—Velvet on the Beach 桜井章生さんのカバンの中身

 

気になるあの人のカバンの中身を見せてもらう、シリーズ「美容師のカバンの中身」。今回はVelvet on the Beach 桜井章生(さくらいあきお)さんのもとにうかがいました。

 

トレンドを牽引する“頼れる兄貴分”でありながら、いくつになっても失われない“やんちゃ感”も持ち合わせている桜井さん。カバンの中身から、その絶妙なバランスの秘訣を探ります。

 


 

パソコンは持たない。でもスピーカーは重くても持ち歩く!

 

 

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・もとは妻の物だったサングラス ・JBLのスピーカー ・イヤホン 

・グミ ・iPhone ・名刺入れ ・ジャンポール

・ゴルチェの香水 ・資料ファイル ・ノート

 

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パソコンは持ち歩いていないんですよね。仕事は紙派。資料も紙だし、何かを思いついたり、セミナーや会議の内容だったり、ちょっとした計算だったりは、全部共通のノートに書いています。

 

なんならセミナーもパワポじゃなくて、ホワイトボード派です。セミナー前にホワイトボードに書き出しておいて、セミナー中もトークをしながら書き足したり、囲みをつけたりしながら進めています。

 

やっぱり職人気質なんでしょうね。

 

「手を動かしたい」欲望が自分の中にあるし、パワポを映したスクリーンの前で淡々と話すよりも手を動かしながら伝えていくほうが自分らしい。そのほうが相手にも僕の熱量が伝わりやすいような気がするんです。

 

暑苦しいかもしれないけど、「暑苦しくて全然いいじゃん」って。最近はここまできたらとことんアナログで行ってやろうかなという意地みたいなものも、感じはじめているかもしれません。

 

 

アナログというか、本当に大切にしたいのはリアル感なんですよね。

 

例えばこのスピーカー。持ち歩くにはけっこう重いんですけれど、撮影のときはもちろん、ヘアショーの打ち合わせや会議など、音楽を鳴らすかもしれないときには必ず持って行きます。

 

スマートフォンやパソコンでも音楽は流せます。でも決していい音とは言えないじゃないですか。

 

音楽は聴く人の五感に訴えられる要素のひとつ。特にヘアショーなどでは、その効果を最大限に使いたいものです。だからこそ選曲をしたり、一緒にやる美容師さんやスタッフの方たちとイメージを共有したりするときには、ちゃんと臨場感のある音で聴くべきだと思っています。

 

セミナーやヘアショーに限らずどんな場面においても、もちろんサロンワークでだって、リアル感は人を惹きつけるのに欠かせないものだと思うんですよね。

 

>もう1つの五感に届くアイテムが、お客さまに「帰ってきたい」気持ちを抱かせる

 

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