根性論は時代遅れ?イマドキ美容師のメンタル強化法

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自分は心が弱いから美容師として上手くいかない…そんな風に思っている人もいると思います。でも実は、松岡修造さんや北島康介さん、イチロー選手でさえ「自分の弱さ」と戦ってきた経験があるのだとか。生まれつき強いハートを持っている人はいません。物事の捉え方や考え方を変えることが大事なのです。今回は、美容師さんによくあるパターンからメンタル強化法をお伝えします。

 


 

パターン①

センスがないから美容師を辞めたいっ!

 

施術の仕上がりを見て、髪型も色も気に入らないと不機嫌顔のお客さま。しかもつい先日、ほかのお客さまからもクレームをもらったばかりです。となれば、「私はセンスないから」「怒られて当たり前」「何してもダメだから生きていても仕方がない」などと落ち込んでしまう人もいると思います。こういうときに人は“ベイシック・ミスティクス”に陥りがちだからです。

 

“ベイシック・ミスティクス”とは、一度の失敗で「自分にはセンスがない」という決めつけや、「いつも怒られる」という誇張、さらには「生きていても仕方がない」と人生を全否定してしまうなど、誤った思考に支配されることを指します。

 

こうしたマイナス思考が、何かを生み出すことはありません。自己否定する時間があるなら、「次はカウンセリングに時間をかけよう」とか「技術に自信を持てるまで練習しよう」とか、後ろに傾きかけた気持ちを、理性でプラスに切り替えることが大事なんです。

 

最初は「きれいごと」だと思うかもしれませんが、誰でもできるようになります。身の回りにいるメンタルの強い人をよく見てください。みんな必ずやっていますから。まずは、落ち込んでいるとき“ベイシック・ミスティクス”に陥っていないかだけでも振り返ってみてください。

 

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