格好良くてスタイルがあるように見える人ほど、「こだわりがない」と言うような気がしませんか？　本人があえて明言しないこだわりを探るべくはじまった、「美容師のカバンの中身」シリーズ。第5弾はNicole.西村晃一さんのもとをうかがいました。こだわりはなくとも、揺らぐことのない「好き」の基準はあるという、西村さんのスタイルのつくり方とは？

変わらない「憧れ」が、自分だけのアンテナに

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西村さんのカバンの中身

・スタッフにプレゼントされた財布　・ロンドンで購入したサングラス　

・イヴ・サンローランの香水　・小銭入れ　・煙草関係　

・iPhone　・Supremeのリュック

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ずっと変わらない「憧れのスタイル」みたいなものが、僕のモノ選びの基準かもしれません。ジョン・レノンや甲本ヒロト、あとルパン三世も、若い頃から変わらない僕の憧れ。たとえばルパン三世ならあのファッションも足の細さも、それに性格まで、すべてがすごく好きですね。できることならあの一味に入りたかったくらいです（笑）。

自分の「憧れ」や「好き」のアンテナに引っかかったモノなら、ブランドや流行はまったく気になりません。ただブランドに関しては、昔からずっとリスペクトしてきたコム デ ギャルソンやヨウジヤマモトは、ずっとバックボーンを見てきているのもあって、何かを買うならここ、となることが多いですね。

流行や人の目に流されない「好き」の基準があるから、自分のアンテナに対しても自信が持てます。適当に選んでいるように見えても、トータルで見たときに「西村さんっぽいね」と言われるスタイルができあがっているのは、自分なりのそういった基準があるからかもしれません。

＞PICK UP ITEM！　ロンドンで西村さんを虜にしたサングラス