シンプルに「有名」になりたい。チャンスを掴むために大阪から東京へ —SHACHU KOUSEIさんの「このサロンで働く理由」—

 

 

次世代のサロンリーダーを期待される若手スタイリストに聞く「このサロンで働く理由」。今回はエッジィなハイトーンカラーで人気を博している「SHACHU」で、店長を務めるKOUSEI(こうせい)さんのもとを訪れました。「有名になる」という超がつくほどシンプルな夢を叶えるために、勤めていた大阪のサロンを退職して、東京で働く道を選んだ平松さん。東京生活3年目を迎える今、有名になる足がかりは見つかったのでしょうか。

 



夢へのチャンスを感じて、大阪から東京へ


新卒のときは大阪の美容専門学校を卒業し、自然な流れで大阪の美容室に就職しました。当時は東京で働くことに、まったく興味を持っていませんでした。ただひたすら「有名になりたい」と思っていた新卒時代。そんな気持ちが変わって東京で働こうと思うようになったのは、「SHACHU」のオーナー、宮地との出会いがきっかけでした。

大阪でアシスタントをしていた頃、宮地のインスタグラムをずっと見ていたんです。ちょうどデビュー前で、もっと上手くなりたいと向上心に溢れていた時期。宮地がインスタグラムにアップするヘアスタイル、特にヘアカラーを見て、どうにかしてそれを真似て、自分のものにしたいと試行錯誤していました。でも見ているだけじゃ、ぜんぜんわかんないんですよね。それで直接聞きに行こうと、客として会いに行きました。

「東京のほうがチャンスも多いし、向いているんじゃない?」。

施術してもらいながら「有名になりたい」と夢を語る僕に、宮地はそう言いました。その言葉にハッとなって。遅ればせながら、東京で働くという選択肢に気がつきました。その後、改めてサロンに連絡をして、オープンしてまだ1年ちょっとの「SHACHU」に入社することになりました。


知り合いがいない土地での再スタート

 


東京での生活は問題なくスタートしました。ただ知り合いがぜんぜんいなかったので、最初の頃はモデルや自分のお客さまを掴まえるのにけっこう苦労しましたね。それも宮地にSNSの使い方を教えてもらって、半年くらいで軌道にのるようになりました。入社早々に宮地にインスタグラムの活用の仕方を教わり、自分の美容師像が一発で伝わるようなアカウントをつくったんです。

インスタグラムに関して宮地に教えてもらった中で、一番大きかったのは写真の撮り方です。むやみに撮って載せるのではなく、クオリティの高い1枚をつくり上げることの大切さ。それと常に更新すること。その頃も今も変わらず、必ず毎日2、3回はアップするようにしています。そういう風に徹底してアップし続けていたら、だんだんとフォロワーが増え、インスタグラムを通じて来店したいというDMをいただけるようになりました。そうやってきてくださったお客さまやモデルさんを確実に掴まえ、紹介をお願いしたり、モデルハントをしたりして、スタイリストデビューに備えていきました。

 

>店長になって見えた、有名美容師に求められる力

 

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