カレーはカツカレー縛り、階段は右足から踏み出す -Cocoon VANさんの習慣 後編-

 

表参道のクリエイティブサロンDab、HEART/ Doubleを経て、Cocoonを立ち上げたVANさん。その煌びやかなキャリアとは裏腹に、長い下積みや、伸び悩みを経験してきた努力の人です。三歩進んで二歩下がるようなペースで、着実に歩みを進めてこられたのは「ある習慣」を続けてきたからなのだとか。今回はそんなVANさんの習慣を教えてもらいました。インタビューは前後編の2回。今回は後編です。

 


 

いくつになっても人間には変わらない部分がある

 

ガキの頃からカツカレーが好きで、カレーにはカツ載っていないと落ち着きません。一生懸命、仕事を頑張って、昔よりは生活も上がり、食の選択肢が増えたからといって、急にキャビアが好物になるとか、そんなことにはならないですよね。(笑)

 

人間はいくつになっても変わらない部分が必ずあります。僕の場合は、ガキの頃から馴染みのあるものを食べると、初心に帰るという感じです。もちろん、年齢とともに変わっている部分もあるので、昔と同じように食べたら胃がもたれてしまうことも(笑)。そんな自分を受け入れたくないという気持ちもありますが…。(笑)

 

一方で、僕の恩師はよく、「反対を食え」と言っていました。自分が食べてこなかったものも意識して食べろという意味です。普段は絶対に選ばないものを試すことで、価値観が広がるかもしれないし、「やっぱり俺はカツカレーがいい」と確認できるかもしれない。「反対を食え」という恩師の言葉から、意識して行動を変えることの大切さを学びました。

 

もちろん、今も意識して行動を変えるようにしています。たとえば、僕は朝出勤するとき、階段の登り降りをするときは、必ず右足から入るという習慣があります。利き足が右の人は、左から階段に足を載せたほうが歩きやすいはず。僕はまさにそんな感じで、無意識のときは左から踏み出してしまいます。だけど、そこをあえて意識的に右足から入る。自分を律して、ちょっとした負荷を与えることが習慣化することによって、もう一つ上のステージにいけるんじゃないかと思っています。

 

 

仕事モードに入るための儀式

 

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