90年代ブラックヘアの開拓者! JAMBOのMIKAが信頼される秘訣


西日暮里にその界隈では超・有名店があるのはご存知ですか? その名も「JAMBO」。ブラックヘア好きな人は必ず耳にしたことのあるお店です。JAMBOのオーナーはMIKAさん。抜群のカラーセンスと卓越した技術で、予約はほぼ2カ月待ち。日本人だけでなく、海外からもMIKAさんの技術を求めて来店する方も多いんだとか。ブラックヘアを極めて、ブラックヘアでは唯一無二の存在であるMIKAさんの内側に迫りました。


ネットのない時代にエクステを個人輸入した学生時代

 

−では早速ですが、なぜブラックヘアにご興味を持たれたのかお伺いさせてください。

 

この業界に入ったきっかけは映画「ポエティック・ジャスティス 愛するということ」で、ジャネット・ジャクソンが美容師の役だったんです。 中学生のとき、ブレイズを結っているジャネットを見てピンときたんです。「あ、これだ」って。
そこから自分でもやってみたい! と思い立って、少ない資料から編み方を調べて自分で試してみたり。その頃ってまだブラックヘアが日本に全然根付いていないし、ましてやインターネットもないから、エクステがどこで手に入るかなんて全然わからないから手探りでコツコツ探すしかなくって。 ようやくエクステの会社がアメリカにあることを突き止めて「カタログ送って!」とFAXをしてカタログを手に入れて。そこからエクステの個人輸入がはじまりました(笑)。

 

−行動力がありすぎますね……英語は得意だったんですか?

 

英語なんて分からなくても、辞書引けばなんとかなりますからね。
その手に入れたエクステを使って、ひたすら自分の頭でブラックヘアの練習をしていたら、友達からもやってほしい! と言われて。そのヘアスタイルを見た友達の友達が……! と友達の紹介で予約がいっぱい。という高校生時代でしたね。

 

−ちなみにちょっと気になったんですが、校則は厳しくなかったんですか?

 

校則厳しかったんですよ!  高校のちょっとした有名人でした(笑)。当時三つ編みはOK。でもブラックヘアなんて知っている人がいなかったから、細かい三つ編みだけどあのヘアスタイルは校則ではOKなのか、って先生の間でも議論になっちゃって。 担任の先生がとてもいい人で味方でいてくれたんですけど、もっと偉い先生にNGが出てしまったみたいで……。担任の先生にも申し訳なかったので、その後は夏休みなどの長期休み限定にしました。

 

−通信に通われて、サロンをオープンされていますが、なぜ通信だったんですか?

 

高校生のとき知り合いの美容室のお姉さんから、「美容師免許を取らないとサロンは開業できないから、うちで働きながら通信教育受ければ、免許が取れるよ」と助言をしてもらいました。
高校生の間はずっとその美容室でアルバイトさせてもらいながら通信にも通って、免許取ったのが21歳のとき。そのまま西日暮里でお店を開いたんです。 でも絶対にお店開くぞ! という意気込みがあったわけではなかったんですよね。 学生のときから変わらず、お客さまがお客さまを紹介してくださって、そのお客さまがまた別の方をご紹介してくれて、今に至ります。高校生の頃から日常の延長で今の仕事をしている感覚なんです。

 

>センスは生まれつきではなく、磨くもの

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