「今が一番自分らしい!」おしゃれ美容師のファッションヒストリー対談
美容師さんはトレンドを発信するお仕事柄、自身のファッションに向き合うことも多いのではないでしょうか。しかし、年齢や役職が上がるごとに自分のスタイルに迷いが出てしまう女性美容師も少なくないはず。
そこで、おしゃれと話題の人気女性美容師に、お互いのスタイルについて語っていただきました。
今回、美容専門学生時代からの同級生であるCocconのSAKURAさんと、Dabの本多美菜さんに取材にご協力いただきました。
-おふたりとも専門学校時代の同級生なんですよね。
SAKURA:そうなんです。クラスは違っていたんですが、みんな仲が良くって。着付けの授業が一緒だったよね。
本多:そうだったね。SAKURAはその頃から今まで印象が全然変わらないね。眉毛が今より細かったかな(笑)。
SAKURA:眉毛細かったね〜(笑)。本ちゃん(本多さん)も変わらないけど、本ちゃんはその頃、髪の毛をウェットにしてて、質感がかわいかったの覚えてるよ。
本多:私たちが専門学生・アシスタントの頃はヘアスタイル勝負な所があったよね。クレイジーカラーとか流行っていたし。
-美容師になってからお互いを見て、なんとなく変わったなと思った時期はありますか?
SAKURA・本田:う〜〜ん…。基本的なところはずっと変わらないね。
本多:あ、でも私はSAKURAがCocconのスタイリストになった時、「SAKURA(洋服)意識している!」って思ったよ。フラットシューズが多かったのに、ヒール履くようになったのもこの頃だよね?
SAKURA:さすが本ちゃん! よく見てるね! そうだった。その頃師匠に「幅広いお客さまを担当できるようにしなさい」って言われた頃だったから、ヒール履いて大人っぽく見られる服を選んでた時期だったな。背も小さいし、幼顔だからね。
本多:気持ちすごくわかる。私も背が小さくて幼顔だから、お客さまを不安にさせないようにしなくちゃ、って思ってた。不安すぎて背伸びして20代のある時期は毎日ヒール履いてたな。
SAKURA:その頃の本ちゃんシアター(プロダクツ)の赤いヒール履いてたイメージある!
-特に20代の頃はファッションに気を使っていたんですね。
本多:そうですね、さっきも言った通りやっぱりお客さまを不安にさせてはいけない、という気持ちが常にありましたね。自分が小柄だから、背が高い人がうらやましく思った時もあったり。
SAKURA:私はこう見られなくちゃ! という意識がすごく強かったですね。20代の頃の方が大人っぽいファッションだったかも。