大学中退、モデルを経験して美容師に。「僕はお客さまの専属美容師になりたい」日野達也インタビュー
大学を中退し美容の道へ転身。さらに学生時代にはモデルをしていた経歴を持つ、「Bella Dolce(ベラドルチェ)」の日野達也(ひのたつや)さん。
2016年1月。スタイリストデビューした彼は、多数のメディアで取り上げられ、海外からお客さまが来店するほどの人気ぶり。デビュー後の飛躍は目を見張ります。
今回は、そんな注目の若手美容師・日野達也さんにクローズアップ! 柔らかい雰囲気の外見からは想像しがたい野心家の内面に迫ります。
grico・エザキヨシタカさんのような美容師になりたい
―日野さんは、gricoのエザキヨシタカさんとの出会いをキッカケに美容師を志したそうですね。どんな影響を受けたのでしょうか?
エザキさんの仕事の熱意や生き様に感銘を受けました。美容の枠にとらわれず、アパレルやサロンの運営など幅広い分野で活躍されていて、野心的に活躍されていますよね。「エザキさんのような人生を生きたい」。直感でそう思って美容師を目指すことに決めました。
―でも美容師を目指そうと決めた当時、ご自身が美容師に向いていると思っていましたか?
まったく(笑)。高校時代は1,000円カットで済ませていたぐらい美容に無頓着でした。大学時代は公認会計士を目指していましたし。
―そんな中で大学を中退して、不安もあったかと思いますが…。
19歳で中退したんですが、不安よりも楽しみで仕方ない、という気持ちでした。当時は失うものが何もなかったし、無知で無鉄砲な10代だった。だから思い切れたんです。20歳を超えていたら、同じ選択はできなかったかもしれません。