歌う、弾く、詠む…多才の人が美容室で思うこと -合唱指導者(and more)と美容師の関係-

写真1

 

合唱指導者として東京・神奈川エリアの教室を忙しく移動し、ときには歌人、ときには舞台俳優としても活躍している栗原寛(くりはらひろし)さん。合唱にポップスや歌謡曲を盛り込むなど、業界に新しい風を吹かせています。今回はそんな多才の人の髪事情を探ってみました。

 


 

生徒さんは大正生まれから平成生まれまで

 

僕は、歌を歌ったり、ピアノを弾いたり、短歌を書いたり、舞台にあがったりしていて、何している人かわからないと言われてしまうことがあります(笑)。事実、全部やっていることですが、生計を立てているのは合唱の指導です。公民館や生涯学習センターなどでアマチュアのコーラスグループの稽古をしています。

 

 

「お母さんコーラス」と呼ばれる団体が多いのですが、ひとくちにお母さんと言っても、年代はさまざまで、大正生まれの90代から、平成生まれまで、幅広いです。だから、教え方や伝え方には気を遣っています。まずはお母さんたちが、どんな風に歌いたいのかを尊重すること。本人たちが歌いたいって思ってくれることが大事。そのうえで、僕からこういう風に歌ってほしいんだよっていう具合に、提案していくようにしています。

 

写真2

 

次に気を付けているのが、専門的すぎる言葉はなるべく使わないこと。プロが相手なら専門用語を使ったほうが早いですが、僕が教えているのは、殆ど歌が本業じゃない人たち。なので、難しい言葉を噛み砕いたり、たとえ話をよく使ったりしています。ほかにも「明るい声を出してください」って言ってすぐにできるものじゃないから、笑い話をしてから歌ってもらうとか、いろいろ工夫していますね。

 

あと、意識しているのは怒らないこと。怒鳴ったりしたところで伝わることって、あんまりないと思うんです。だから、合唱の音程がうまくとれてなくてやきもきしているときも、できるだけ笑顔でいるようにしています(笑)。

 

 

朝は町田、昼は大塚、夜は小田原

 

写真3

 

合唱団は東京・千葉・神奈川などにあるので、移動時間も長いです。たとえば、今日も朝、町田で稽古をしてきたところで、これから大塚に移動して、そのあと小田原に行く予定です。

 

人と会うのは好きなんですけれど、一人の時間も大切にしているので、移動時間が長いことは僕にとってはメリットなんです。電車に揺られながら本を読んだり、車窓を眺めながら短歌をつくったりしています。そこでつくった短歌が、合唱曲の歌詞や、演劇につながったりすることもあるんですよ。

 

ちなみに、今僕の髪色がこんなに明るいのは、舞台でアメリカ人の男の子の役を演じたから。黒に戻すのもいいんだけど、黒だと白髪が目立つので…(笑)。このままでいっちゃおうかなって思っています。

 

写真4

 

僕の髪は要町にあるa-riaの伊藤京子さんにお任せしています。舞台でアメリカ人っぽく見えるように、髪をブリーチしてもらおうと思ったんですが、伊藤さんが「栗原くんは、髪が細くて、癖があるし、ブリーチしたら痛んでスカスカになるからやめたほうがいいよ」って言ってくれたんですよ。親身になって相談に乗ってくれる伊藤さんには感謝しています。昔からクセ毛に悩んでいて似たような髪型ばかりだったんですが、伊藤さんにお願いするようになってバリエーションも増えたんですよ。

 

 >山田涼介くんの写真を・・・

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング