新世代エースを探せ! 飄々とした表情の下に熱情を秘めたDADA CuBiC永江浩之

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いま美容業界では、新世代の美容師が台頭し、業界内だけでなく各メディアでも注目を浴びています。これから美容業界を引っ張っていく新世代のエースたち。

 

今回は、ファッショニスタからの支持も高いサロン「DADA CuBiC」の永江浩之(ながえ ひろゆき)さんをフィーチャーします。

 

2013年に行なわれたヘアコンテストで大会初の5冠受賞を達成し、業界からも熱い視線を浴びている人気スタイリストであり、今や雑誌や業界誌等でもひっぱりだこの永江さんに、美容師としてのこれからや美容業界の今後について伺ってきました。

 


 

人に関われて、かつ職人的な仕事をしたくて美容の道を選んだ

 

-永江さんが美容師になろうと思ったきっかけは?

 

うちは父親が教師だったので、ずっと教師になろうと思っていたんです。ただファッションも好きだったし、職人に憧れもあったので『着物の染色をしたい』と思ってもいました。

 

美容師を仕事として意識し始めたのは、高校生のときですね。あるとき、友だちからカットやカラーを頼まれたんです。そのときって、ファッションが好きだから髪も切れるだろうって、そんな感覚だったんです。それで、公園にシートを敷いてカットしたり、カラーをしたり。失敗もいっぱいしましたけど、それでもすごく喜んでくれて。そのときに美容師っていいなと思い始めました。

 

今思えば、中学生のときに初めて美容室に行ったときも『人に喜ばれる仕事がしたい、人をチェンジできるってすごい』と思っていたのですが、そのまま忘れていて、ずっと教師になるんだと考えていたんです。でも、いざ進路を決める際に、職人的な仕事で、かつ人と関わることができる仕事の方がしたいんじゃないかと。それで、その両方が叶う美容師になることを決めました。

 

-専門学校時代はどのような生徒だったのでしょうか?

 

僕が通っていた専門学校は横浜fカレッジで、ファッション、メイク、ブライダル、美容のコースがある珍しい学校で、違う学科の人たちと一緒に課題をすることもあったんです。それが自分の好きなことにリンクしていて、そこに魅力を感じて、この学校を選んだんです。

 

学生時代に、印象に残っているのが、毎年1回開催されるコンクールですね。ファッション科がつくった洋服に合わせてヘア、メイクをつくるっていう学科の枠を越えた大会なんですが、それで金賞を獲れたんです。好きな服を選んで、それに合うヘアやメイクをつくるという経験から、『イメージを持って、それを形にしていく面白さ』を学びました。全体像、トータル力で勝負するというのが自分の価値観に合っていたし、そういうことを学べたことで、美容師としての幅が広がったと思います。それが今の美容師の仕事にもつながっていますね。

 

どのようにつながっているのでしょうか?

 

お客さまにもいろいろな方がいます。子どもから、おばあちゃんまで。それぞれの悩みも、環境も、好みも違いますよね。だから、僕がやりたい髪をつくるのではなく、その人それぞれにフィットする髪をつくるのが大切なんです。全体像を見て、トータルでデザイン提案する力は、学生時代にも培われたと思いますね。今はそこに僕らしい個性をプラスαしていくことを心がけています。

 

>美容師の師匠と出会えた

 

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