N.Mist工藤由布さんが伝授するInstagram投稿とセルフヘアアレンジの極意
セルフヘアアレンジ動画をInstagramに投稿し、そのわかりやすさで一躍人気インスタグラマーになっているN.Mistの工藤由布さん。自らの著書『ヘアアレンジの便利帳』を出版したり、雑誌に登場したりと、活躍の幅を広げています。カットやカラーではなく「ヘアアレンジ」が注目される美容師って、なかなか珍しいもの。そんな工藤さんにInstagramをはじめたきっかけや投稿のコツ、Instgramを使った集客方法などを伺います。
コンプレックスだった「クセ毛」がヘアアレンジの出発点
-セルフヘアアレンジを始めたのはいつ頃ですか?
「中学校くらいの時から、自分の髪や友達の髪をいじったりしていたんです。髪をいじるのが好きだったのと、自分のクセ毛に悩んでいたので、ヘアアレンジでカバーしていたっていうのも大きかったと思います。ちょうどその頃に、髪を切りに行ったら美容師さんがクセ毛をアイロンで伸ばして仕上げてくれて、その時の新しい自分になれたような感動が、美容師を目指すきっかけにもなりました」
-そのセルフヘアアレンジをInstagramに投稿したきっかけは?
「たまに『今日はこんな髪にしたよ~』っていうノリでInstagramにアップしていたんです。その頃はまだ、友だちだけで楽しんでいてフォロワー数も20人程度で。そしたら友だちから、『あとでアレンジだけ見たいからハッシュタグつけて』って言われて、『せっかくなら非公開外したら?』となり、言われるがまま試しにやってみたら、友だち以外の人にもちょこちょこ見てもらえるようになりました」
-そこからフォロワーはどう増えていったんですか?
「まとめアプリに美容師をピックアップした項目があって、そこに『アレンジが得意な美容師』という風に紹介されて…それからですね。でもその段階では、美容師だということしか載せていなくてお店の名前も公表していませんでした」
-フォロワー数が増えてから、アップする画像の見せ方や内容を変えたりしましたか?
「Instagramのユーザーの方々から質問をいただくことが増えたのもあり、もうちょっと説明をわかりやすくしようとか、これができない人はこっちを見てからやるといいよとか、そういう導線を作るようにはしました。ここが分かんないからここもできないんだな…と組み立てられるようになったので、じゃあ、みんながつまずきやすいポイントの説明の動画を載せておこうだとか。そうすれば、私も毎回同じ説明をしなくてよくなりますし、初めて見る人も置いてきぼりにならないですし」