あの4割打者と侍ジャパン技巧派右腕の髪事情 -女子プロ野球選手と美容師の関係-
打率4割を2度達成した女子プロ野球界のスターであり、東京ヤクルトスワローズの川端慎吾選手の妹さんとしても有名な川端友紀さんと、変化球を巧みに操る日本代表のピッチャー磯崎由加里さん。厳しい練習を乗り越え、グランドの上で凛々しい姿を見せる彼女たちは、美容とどのように向き合っているのでしょうか。というわけで、今回は川端さんと磯崎さんの髪事情を聞いてきました。
-男子の場合、野球部は坊主頭とか、厳しい規則があるイメージですが、女子の場合はどうなんでしょう。お二人が野球を始めたころはどんな髪型でしたか?
川端さん:私は小学3年から野球を始めたんですが、幼稚園のころから伸ばしていた髪をバッサリ切ってショートカットにしました。兄と一緒に近所の床屋さんに通っていた時期もあったんですが、そのころはひょっとしたら男の子と間違えられていたかも(笑)。
磯崎さん:父の影響で小学校1年から野球を始めました。小さいころは髪を伸ばしていたので、キャップの後ろで結んでいたと思います。ちなみに、私の母親は美容師免許を持っているので、小さい頃は知り合いの美容室の一部分をお借りして切ってもらっていたんですよ。高校時代は野球の邪魔にならないように短めにしてはしていましたが、髪型に関して、厳しい決まりはなかったです。
川端さん:実業団でソフトボールをしていたころは、ショートカットにする決まりがあったので、高校時代に伸ばしていた髪を一気に短くしました。そのころはモデルの田中美保さんの髪型に憧れていて、切り抜き写真を持って美容室に行ったことも。最初はうまくいったんですけど、2回目以降はイメージ通りにならなかった思い出があります(笑)。
-女子プロ野球選手ならではの髪の悩みがありそうな気がします。
磯崎さん:紫外線や汗で髪が痛みやすいですね。せっかく髪に色を入れてもすぐに落ちるから、染めて落ちてまた染めて…の繰り返しになってしまうんです。あとこれまでストレートの髪型に憧れて、縮毛矯正とかストレートパーマとかかけてきましたけど、長さに余裕があるので動きのあるパーマをかけたいなって思っています。でも、髪も痛むしな…ずっと真っ直ぐも飽きたしな…って悩んでいるところなんですよ。
川端さん:それ、わかる。伸ばしたらいろいろ試したくなる。色が褪色しやすいという悩みは私も同じです。髪色が明るすぎるのもダメなので、色を入れるときは気を使うんですよね。
-ロッテ時代の西岡剛選手が、キャップ着用時の髪の見え方まで含めて、ファンからの愛称である「スピードスター」の演出をしていたと聞いたことがあります。お二人には、そういうこだわりはありますか?
磯崎さん:うーん、そこまで意識していないかもしれません(笑)。
川端さん:私も、それはないかなぁ…。試合中邪魔にならないように気をつけることはあっても、プレー中の見え方はそんなに気にしていません。
磯崎さん:試合中の見え方というより、好きな髪型で毎日過ごしたいという気持ちのほうが強いですね。
- 1 2