美容師の悩み解消手荒れ予防と対処方法まとめ
美容師の多くが悩む手荒れ。普通の手荒れとはまた違うその症状や原因。「美容師の悩みは美容師が一番よくわかる!」ということで、美容師として長年手荒れに悩み克服し、今は美容室経営者でもあるStella Marisディレクターの竹村一八さんに、美容師目線でツライ手荒れの症状・原因・対処法を教えていただきました!
あなたは今ひどい手荒れにお悩みではないでしょうか?
毎日のサロンワークでいっこうに治る気配もせず心が折れそうにはなっていないでしょうか?
多くの美容師が悩む『手荒れ』。実をいうと私自身もアシスタント時代はひどい手荒れに悩まされていました。人前で手を出すのも嫌になり、ドクターストップがかかったこともあります。
しかし、手荒れで美容師を辞めるなんて本当に悲しいことです。
なぜなら本当にその気になれば手荒れは『治す』ことができるからです。
この記事では私の経験をもとに美容師の手荒れに対する予防や対処方法を解説していきますのでぜひ参考にしてみてください。
さぁ、苦しい手荒れから抜け出しましょう。
美容師の手荒れの症状
まず軽度の方は手がカサカサしたり少しかゆくなったりする程度です。
この程度なら保湿など簡単なケアで治すことが可能です。
お湯がしみるようになってきたり皮膚の荒れ、あかぎれがでてきたら中度の手荒れに突入した合図です。まだ治せます。一刻も早く病院にいきましょう。
これ以上放置すると取り返しがつかなくなることもあります。
水泡ができ、猛烈な痒さや汁が出だすと重度の症状です。手から腕、ひどい方は背中にまで荒れが広がり追いつめられます。ここまで来てしまうと医師でもなかなか治すのが困難になってしまいます。
美容師の手荒れ3つの原因
シャンプー&ドライヤーの繰り返し
カラーやパーマ剤
乱れやすい食生活
美容師の手荒れの原因として主にこのような要素があります。
■シャンプー&ドライヤーの繰り返し
アシスタント、特に1~2年目は仕事のほとんどがシャンプーかドライでしょう。
素手でシャンプーをすると手の油分が持っていかれてしまいます。その手でドライヤーを使うことにより、風と熱の影響でさらに手は乾燥してしまい、手のバリア機能が失われてしまいます。この連続が手をジワジワ追いつめていきます。まさに負のループ。
■カラーやパーマ剤の影響
カラーやパーマ液はアルカリ性であり、劇薬です。人に影響が出にくいように作られているとは言え、先ほど説明したシャンプー&ドライを繰り返した手に付着すると荒れることは容易に想像できるはずです。特にパーマ液の成分は手を洗っても落ちにくい成分ですので素手での扱いは控えるべきです。
■食生活
美容師の食生活ははっきり言って乱れていると思います。インスタント食品やレトルトばかり食べていませんか? ビタミン類などが不足すると体の免疫が落ちてしまい手のバリア機能も弱まります。直接的には関係なさそうに見える食生活ですが実は肌の健康とも密接に関わっているのです。
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