「トレンドは掴むのではなく、つくり出していくもの」AFLOAT宮村浩気さんが伝授するモテ髪のつくり方
言わずと知れたモテ髪の元祖であり、
日本全国の女のコたちをかわいくしてくれるヘアサロン、『AFLOAT』。
宮村浩気さんは、その代表であり、経営者としてもプレイヤーとしても
超一流と言われる、美容業界のカリスマ中のカリスマです。
つねに秋の空のようにコロコロと変わる女心を的確にキャッチし、
心に響くモテ髪を発信し続けるための秘訣を教えてもらいました。
普通の女のコたちをもっとキレイにしたい
-『AFLOAT』といえばモテ髪、モテ髪といえば『AFLOAT』といわれるくらいに『AFLOAT』の提案するスタイルは世の女性たちに浸透していると思うのですが、宮村さんがモテ髪を意識し始めたのはいつ頃ですか?
「今の美容師って、業界誌に出たいという動機の人が多いと思うんですが、僕はそうじゃなくて。『ヘアメイクをしてみたい』とか、『普通の女のコに受け入れてもらえるようなスタイルをつくりたい』というところが美容の入り口だったんです。だから、つねに普通の女のコをキレイにしたいとかかわいくしたいという気持ちは持っていましたね。最初はモテ髪という名前ではなかったんですけど、モテアイロンを作ったり、モテシャンを作ったりする中でモテ髪というものが生まれて、現在に至るという感じですね。
-宮村さんが作られたモテ髪の変遷を教えていただけますか?
「最初は藤原紀香さん風のちょっと軽めな雰囲気のレイヤーヘアがブームになって、それから徐々に重くなっていき、プラス、重めのヘアに巻きを入れていって…という感じですね。そこにえびちゃんのゆる巻きのヒットでモテ髪というものが認知されるようになり、実際に色々な人がその髪をすることで『モテちゃう』っていう現象があった。それでモテ髪が確立していったんでしょうね。前髪のつくり方もそうですし、目が大きく見える顔まわりのつくり方、髪の色など、ちょうど男の人に受け入れられるような雰囲気のスタイルができたのかなと思います」
-紀香さんや蛯原さんのようなアイコンがいて、その彼女たちに似合うスタイルを提案したのですか?
「というよりも、まず提案したいヘアデザインありきですね。たまたま僕が紀香さんのヘアメイクをやらせてもらっていて、僕の提案したいレイヤーヘアに彼女がピタッとハマった。紀香さんの軽めのレイヤースタイルもそうだし、だんだん重めになっていって、えびちゃんの巻き髪ももともとはデザインが先ですね」