『家族3人で過ごす時間を大切にしていきたい』〜美容師夫婦、成功と円満の秘訣〜Vol.2
結婚している美容師さんに、お相手の職業を訪ねると「夫婦揃って美容師」と答える人も少なくありません。ただし、同じサロンで勤務する夫婦、別サロンで勤務する夫婦、そして一緒に独立した夫婦など、ひとくちに「夫婦美容師」といってもその形は千差万別です。当連載では、働き方やライフスタイルが異なる「夫婦美容師」たちに登場していただき、美容師としての成功と夫婦円満の秘訣をお伺いします。
第2回目は、「パパ美容師たちの本音トーク座談会
(https://www.qjnavi.jp/special/life_careerplan/papatalk/)」にもご登場いただいた、保坂誠一さん(AFLOAT RUVUA)と「美容師の結婚式はやはり特別!? 美容師の結婚式レポート(https://www.qjnavi.jp/special/love_marriage_childbirth/wedding_01/)でご登場いただいた奥さまである高橋真以子さん(RITZ)にお話を伺いました。
Vol.2
保坂誠一さん(AFLOAT RUVUA)・高橋真以子さん(RITZ)夫婦の場合
付き合う前は仲のいい遊び友達だった
-お二人の出会いとなれそめを教えていただけますか?
高橋真以子さん(以下高橋さん)「AFLOATにRIKAという女性スタイリストがいるんですが、彼女は私の専門学校時代からの友人なんです」
保坂誠一さん(以下保坂さん)「僕はRIKAの後輩。専属アシスタントもしていたことがあって、よく3人で遊んでいて、(真以子さんの)家に行くこともあったし、RIKAとはしょっちゅう一緒にいました。当時は、RIKAのアシスタントであり、アッシーだったので(笑)、撮影が遅くなると、よく彼女の家まで送りにいっていました」
高橋さん「RIKAの家の帰り道に私の家があったので、帰りが遅くなるとなぜかうちに寄っていくっていう…。そんな感じで5年くらいお友達だったんですけど、6年目くらいにある日突然2人きりでご飯を食べに行く機会があって、それからいろいろあって付き合うことになりました」
-お互いの印象は?
保坂さん「お互い、最初はバカにしてたよね」
高橋さん「ひどーい、なんで私がバカにされなきゃいけないの。先輩なんだけど!」
保坂さん「RIKAの友達って聞いてたから(笑)、チャラチャラ美容師やってるんだろうなと(笑)。真以子ちゃんが働いているのを見たことがなかったからね」
-(笑)。じゃあ美容師として、尊敬する部分を教えてもらえますか?
高橋さん「きちんと結果(売り上げ)を出しているもそうですけど、なにより人に嫌われないっていうのがすごいところだと思います。社長(AFLOAT宮村浩気氏)に目をかけてもらっているし、後輩にも尊敬されているし。尊敬する部分を上げたら、きりがないです」
保坂さん「彼女はすごく技術が上手だなと思います。AFLOATとRITZはテイストやセンスが違うので比べることはできませんが、アーティスティックな感じやセンスのよさの、バランスがすごくいいと思います」
高橋さん「RITZは、作品をつくることにこだわっているんです。美容師であるのと同時に、アーティストであり、クリエイターでもあって。代表の金井も究極のカッコいいを目指していて『いつかVOGUEのカバーを取りたい』と言っているほど! いかにカッコいい作品をつくるかに勝負をかけているんですよ」
保坂さん「RITZ とAFLOATは、もともと方向性が違うんです。でも、僕たちが結婚してから、RITZが参加して自社製品を販売するイベントにAFLOATも声をかけていただいたこともあって、ふたつのサロンの仲が近づいている気がしますね」
高橋さん「そうそう。AFLOATとRITZってサロンの色がかなり違うから、私たちの結婚がなかったら交わることは少なかったんじゃないですかね」
-雑誌などに載っていたら、お互いに感想を言い合ったり、アドバイスをしたりするんですか?
保坂さん「スタイルの感想というより、どちらかというと『雑誌に載ってたよ』って、真以子ちゃんの顔写真を撮ってメールします」
高橋さん「子どもが産まれてからは、家で美容の話はほとんどしないですね。お互い忙しくて、一緒にいる時間がそれほど多くとれないので、どうしても子どもの話がメインになります」
保坂さん「仕事の話をするとしても『今日、サロンでこんな面白いことがあったよ』くらいかな」