実践! 美容師の働き方が変わる「好感度メイク」ビフォア・アフター
美容の手本となるべき美容師とレセプショニストにとって、まさに顔は自分の「看板」。お客さまにとっても、スタッフの第一印象を左右する重要なパーツですよね。しかし、どんなに技術を磨いても、そんな看板磨きをおろそかにしていると、売れっ子美容師への道は遠ざかるばかり…。
そこで今回は、GIMA(日本好感度メイク協会)代表理事であり、ビューティキュレイターの永島吏枝子さんが登場。「自分の印象を変えたい!」「もっと指名してもらえるようになりたい!」と悩めるDAMIA by LuLuのアシスタント/田平真弓(たびらまゆみ)さんと、レセプショニスト/吉田美奈(よしだみな)さんのメイクと顔を分析し、より好感度を上げるメイクへとチェンジしていただきました!
共通の悩みは「血色の悪さ」や「ワンパターンなメイク」
吉田さんのメイクのお悩み
「チークを厚塗りしないと夕方ごろには血色が悪くなってしまうこと、いつもワンパターンなメイクをしてしまうことが悩みです。特に冷え性でクマが出やすいので、目の下を厚く塗りすぎてしまうんです。顔のコンプレックスはエラが張っていることで、よく年上に見られたり、キツめな印象を与えてしまうことが多いです」
田平さんのメイクのお悩み
「私も血色が悪く見えることと、いつも同じメイクになってしまうことが悩みですね。メイクはいつもブラウン基調で、アイラインはひかないか、ひいても少し程度。前髪が短いので、眉毛の形が決まらなくて焦ることがあります。コンプレックスは丸顔で童顔なので、実年齢より年下に見られてしまいます」
永島さんによる田平さんと吉田さんの顔分析
「二人に共通するのは、目と眉の間のアイホールが狭いこと。アイホールが狭いと目の周りが暗くなり、表情がキツく見えてしまうので、まずここを明るくするようにしましょう。
次に顔の形ですが、メイクは『ベース7割、ポイント3割』で、ベースメイクを直せばこうなりたいという理想に大きく近づくことができるので、ハイライターとフェイスシェードを上手く使って、いかに顔の明るさとメリハリである立体感を出すかがポイントですね。
事前のカウンセリングシートに記入していただいたところによると、お客さまから「こんな風に見られたい!」というゴールがふたりとも、『安心していただけるような存在になりたい』『癒し効果を与えられる存在になりたい』と似ているので、そうした点もふまえながら提案していきたいと思います」