月間売上1200万円達成! 美容界の風雲児、高木琢也(OCEAN TOKYO)が限界に挑む理由

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メンズカットで不動の人気を誇る「OCEAN TOKYO」。2013年9月のオープンからわずか1年半で2号店「OCEAN HARAJUKU」を構え、連日予約困難な、今最も勢いのあるサロンのひとつです。

 

そのオーナー・高木琢也さんが、今年の3月に「月間“技術”売上1,200万円」を叩き出したという話題が美容界で持ち切りに…! あまりに脅威的なこの数字、果たしてどのように達成したのでしょうか? 高木さんが歩んできた美容人生を振り返りつつ、今回の“1,200万円の真相”をご本人に赤裸々に語っていただきました。

 


 

悟空とベジータが戦うより、フュージョンしたほうが強いしおもしろい

 

まず、高木さんが美容師になったきっかけを教えていただけますか?

 

「母親が美容師で、いつも母親に髪を切ってもらっていたんです。当時、校則に反した髪型をオーダーしても、その通りに切ってくれないから、そのうち自分で髪切るようになって。高校生のときには友達の髪も切らしてもらったり、それで喜んでもらえるのがうれしくて自然と美容師になろうって決めていました」

 

前サロンは都内でも屈指の人気店。そこでトップスタイリストとして活躍されていたなかで、なぜ独立を?

 

「売上も上げていたし、撮影などもたくさんやらせてもらっていたんですけど、自分自身に悩みが生まれるようになりました。予約や撮影の仕事はどんどん来るのに、それを制限しなければならなくなってしまいました。有名になりたくて美容師になったのにやりたいことが思うようにできない。『今スゲーイケる』って自分で感じているのに挑戦させてもらえない不満が積み重なって、どんどん楽しくなくなっちゃったんです。それであるとき『辞めよう!』と。でも、その段階で独立するなんて全然考えていませんでした。辞めてもどっかのサロンが拾ってくれるだろうなって思ってました(笑)」

 

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そこからどういう経緯で、OCEAN TOKYOのオープンに至ったのでしょうか?

 

「辞めてから実際に声をかけてくださったサロンもあったんですけど、新しいサロンでまた1からスタートするのもな… と思ったりもして。そんな時に、今の相方の中村が『じゃあ俺も(今のお店)辞める』って言いだして…。最初は一緒に店をやるなんて絶対無理って思っていたんですけど、将来のビジョンが繋がって、少しずつ話を重ねて冷静に考えてみたら、ほかのサロンに行くより自分たちで始めちゃったほうが楽しいかなって思えてきて。そんなに遊んでもいられないし、その当時は27歳だったんで、まだ30手前だし万が一失敗してもやり直せるなと」

 

よき相棒の一言が、今に至るきっかけになったんですね

 

「正直、それまで中村のことをよく知らなかったし、モデルハント中に見かけて挨拶する“お疲れ友達”程度の仲だったんです。でも、中村も前のサロンで売上トップだったし、お互いの得意な客層も似ていたので、それならお客さまを奪い合うより一緒に組んだほうがおもしろそうだなって思ったんですよね。悟空とベジータが戦うより、フュージョンしちゃったほうが絶対強いしおもしろいことができそうじゃないですか! 例えるならそんな感じです(笑)」

 

「メンズカットが得意なサロン」というイメージがありますが、これは狙ったマーケティング戦略なのでしょうか?

 

「全然狙ってないです。ただ僕らは、男なので男子の気持ちなら誰よりもわかる! っていう確信があったのと、オープン当初はメンズスタッフしかいなかったし、女性誌からはまだ信頼を掴みかけている段階だったので、かっ飛ばしていくとメンズカットだったんですよね。勢いと気持ちだけで走らせたら、結果的にそれがいいほうに転んでラッキーでした」

 

 

>「月間売上1,200万円」に挑戦した理由とは?

 

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