「サロンに所属しているから成長できる」30代目前のTHE STRAMA春宮雅之さんの選んだ道にあるものは

 

30代を迎えるにあたり、サロンを移ったり、独立やフリーランスという道に進むべきかキャリアに悩む美容師さんも多いかもしれません。来年30歳を迎える『THE STRAMA』(ザ・ストラマ)の店長・春宮雅之(はるみやまさゆき)さんは、新卒でSTRAMAに入社して以来、サロンの顔になることを目標に20代をひた走ってきたといいます。

モード感を伴ったパーマスタイルでも注目を集める春宮さんは、今、どんなことを考えているのでしょうか? これまでの美容師人生やパーマスタイル作りへの思い、今後の展望について伺いました。

 


 

「いつも最初はうまくいかない」挫折感……でも、それは伸び代でもある

 

 

新卒でSTRAMAに入社して、今は9年目になりました。STRAMAを知ったのは、美容学校にあった業界誌がきっかけです。代表の豊田(永秀)が作ったスターウォーズをテーマにした作品を見て興味が湧き、サロンに足を運んでみました。サロンに一歩足を踏み入れた瞬間、「ここだな」という感覚になったんですよ。STRAMAの美容師たちが作る洗練された作品も魅力的でしたし、サロンにアンティークのものが置いてある雰囲気も、自分にすごくハマりました。

 

僕は名古屋の美容専門学校出身で、就職をきっかけに上京したのですが、名古屋にはなかったファッション感、センス、感性を持っている美容師や街の人を見て「もっと東京のおしゃれを知らないと!」と焦りを感じたんですよね。アシスタント時代は、自分がファッションスナップに載ることが目標の一つでもありました。

 

 

仕事の方はというと、最初のシャンプーのチェックに同期から1カ月遅れで受かる…みたいな滑り出しでした。接客も、お客さまと何を話していいかまったくわからなくて、自分からよく喋るタイプでもないので、先輩に相談していましたね。

自分の人生全般がそうなんですけど、最初からうまくいくことってほとんどないんですよ。中学生のときも、モテたくてバスケ部に入ったものの経験者ばかりで、初心者の自分はレギュラーになれなかったですし(笑)、高校受験にも落ちてしまって。そういった挫折の経験があったので、働き始めてうまくいかないことがあっても「またか」と思うだけで、凹むことはあまりなかったですね。それに、うまくいかないことがある方が、成長できる伸び代があるということじゃないですか。一度失敗してから立ち直っていくタイプだという自覚があるので、逆に良かったのかもしれません。

 

>STRAMAのパーマを世の中に打ち出したい

 

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