【島原GO】「サロンの虎」名物MCを直撃!大阪で3店舗を展開。BELOオーナーがたどり着いた自分軸マネジメントの経営論
YouTube『BELO CHANNEL(ベロチャンネル)』を運営し、美容リアリティ番組『サロンの虎』のMCとしても存在感を放っている島原GO(しまはらごー)さんが初登場。美容技術の深い知見をもち、冷静沈着に場を仕切るトークで風格を漂わせている島原さん。横浜の大型サロン在籍時はトップレベルの実績を出されていたそうで、地元・大阪に戻ってからは家族を抱えてゼロから奮起。そこから自身のサロン『BELO』をオープンし、現在は3店舗を展開するBELOグループのオーナースタイリストとして活躍しています。想定外の経営トラブルを乗り越え、新しいフェーズを迎えたBELOで、これまでの島原さんのキャリア遍歴や経営観、YouTube活動などについて伺いました。
いい美容師って、どんな美容師?
――島原さんは、18歳から美容業界に入られたとか。まずはキャリアについて教えてください。
僕は高校を卒業して地域密着型サロンに入り、通信で学びながら働き始めました。当時は「見て学べ」という時代だったのでカリキュラムのような教育もなく、先輩の技術をそばで見て、ほぼ独学で習得しました。ただ、そのお店のスタイリストたちは美容歴20年以上のベテラン揃いだったので、仕事のレベルがめちゃくちゃ高かったんです。カットは10分程度で完了していましたし、最初に見た”当たり前”が今でも自分の中に根づいているので、10代からそこで学べたことは本当に良かったなと思っています。
美容師免許を取得後はもっと上を目指したくなり、21歳で上京しました。入社したのは横浜のケンジグループでした。そこの2店舗目のオープニングメンバーとしてスタイリストで参加したんです。1年経たないうちにトップの売上を出し、4年で月300万を売り上げてグループトップに。それが26歳のときで、この頃のケンジグループは総スタッフ数1000人に近づくまでに大躍進していました。同時期にヘアコンテスト「ジャパンカップ」で優勝し、その年に店長になりました。振り返ると、あの頃はめちゃくちゃ貪欲でしたね。会社が急成長している最中で、周りのスタッフもみんなモチベーションが高くて刺激的でした。横浜駅で毎日集客のためハントしたりして鼓舞していましたから。
――その環境下で売上トップに! サロンワークではどんなことに注力されていたんですか?
ただ顧客をリピートさせていくことだけを考えていました。「どんな美容師がいい美容師なのか?」と考えたときに、「技術力」、「美容師から認められる」など、いろいろあると思うんですが、僕は「お客さまから支持されている」のが最強だと思っていて。もちろん技術力は必要ですが、それだけではお客さまは付かないんですよね。お客さまとのコミュニケーションを通して関係性を育てることが一番大事ですから、そこを一番に考えていました。僕は関西人ですし、お客さまの懐に入るのがうまいんだと思います(笑)。決してカッコつけない、イキらない。お客さまの上に立たないのが、関西スタイルです。