#ギザバング で躍進! sikiイチオシの若手スタイリストnatsukiさんが、ブランディングに悩み涙してから、自分らしいヘアを打ち出すまでのストーリーとは #Z世代のスター発掘
SNSでの競争がどんどん激しくなっている近年。デジタルネイティブ世代の若手美容師たちは、どんな武器を持って激戦を勝ち抜いているのでしょうか?
今回は、2024年9月にデビューを果たしたばかりのsikiのスタイリストnatsukiさんが登場。「ギザバング」と名付けられたシャギー感のある前髪とエッジの立ったヘアデザインは、他の誰とも似ていないnatsukiさんならではのスタイルで注目を集めています。
natsukiさん自身もアイコニックな存在として、デビュー前から同世代の女性から人気を集めていましたが、実は“自分らしさ”がなにか分からず、デビュー前はかなり悩んでいたそう。美容師としてのブランディングをどのように築いてきたのか、伺いました。
「もっと欲を持って」代表の言葉が心に刺さった、遠慮がちなアシスタント時代
新卒でsikiに入社して現在3年目、9月にスタイリストデビューしたばかりです。アシスタント時代から自分のことをメインに載せていたSNSではそれなりにフォロワー数がたくさんいて、順風満帆に見えていたかもしれません。でも実は、デビュー前は自分のブランディングで悩んでいました。sikiには、個性的な打ち出しで人気のスタイリストがたくさんいて、被りたくはなかったですし、先にデビューした同期もしっかりとしたブランディングが出来上がっていたので焦りもあったのだと思います。SNSが好調だったが故に心配されることも少なく、周りには悩んでいることが言い出せなかったんですよね。
そんなある日、代表の磯田(基徳)から不意に「natsukiはもっと欲を持っていいんだよ」と言われて、その言葉がすごく心に刺さってボロ泣きしてしまったんです。振り返ってみれば、アシスタント期間は遠慮がちというか、自分のために先輩に時間を使ってもらうのが申し訳ない気持ちでいっぱいだったんですよ。
でもその言葉をきっかけに、良い意味でもっとわがままに、先輩に相談したりレッスンを見てもらったり、自分を出してもいいのかな、と考えが変わりました。
それと同時に、自分が好きなスタイルのイメージ写真をどんどん集めて、そのスタイルのかわいいポイントをノートに書き出したり、来ていただきたいお客さまのペルソナをこれまで以上に真剣に考えるようになったんです。
そのときに集めていたイメージ写真は、自分とファッション観が似ている女性や自分の好きなファッションが似合いそうな女性がメイン。そのペルソナに寄せてモデルさんのスタイルを作って、Instagramのホームに固定したり、ストーリーでも積極的に発信するようになりました。
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