【銀座フリーランス美容師・開発智也】アシスタント歴10年!? 快進撃を続けるスーパープレイヤーの知られざる過去と成功の裏側

 

 

今回は、これまでメディアに登場しなかった銀座のスーパープレイヤー、開発智也(かいはつともや)さんを初インタビュー。予約を解放すると一瞬で埋まるほどの大人気フリーランス美容師ですが、開発さんのキャリア遍歴はかなりユニーク。地元・兵庫で長いアシスタント期間を経験し、28歳のときに関西から上京。都内有名店でゼロからスタートし、本格的にデビューを果たしたのは30代に入ってからだったそう。SNSを上手に使いつつ、確かな技術力を武器にコロナ禍で売上を伸ばし続けた強者です。これまでヴェールに包まれていた開発さんのキャリアを紐解きながら、今後の活動について聞きました。

 


 

ひたすら技術と向き合った20代

 

――開発さんが、美容師の道を目指したのはいつですか?

 

中2のときには決めていましたね。とにかく髪を触るのがすごく好きで、近所の床屋でよく髪をセットしてもらっていたんです。髪型が決まると気分が上がったり自信がついたような感覚になるので、それがすごく好きでしたね。その流れで自分も美容師になろうと決めて、いつか地元でお店を持てたらいいなと思いながら、地元で一番と言われていた洗練されたサロンに入社しました。そこは技術力がすごく高かったので、デビューまでの道のりもかなり厳しかったです。シャンプーデビューに1年かかりましたし、メンズカットでデビューできたのは26歳のときでした。





レディースカットはデビューできないまま退社してしまいましたが、オーナーには今でもめちゃくちゃ恩を感じています。そこで培ったさまざまな技術やこだわりは自分の土台として今でもすごく生きているのを感じていて、とくにメンズヘアについては普段学べないような珍しい技術まで網羅できたので、技術の引き出しを増やすことができました。アナログをすごく大切にするサロンでしたし、接客面ではお客さまを気遣いながらも入り込みすぎない絶妙な距離感の取り方など、感覚として染み付いています。





 

――28歳でアシスタントとして上京ということで、かなりの決意が必要だったのではないでしょうか。

 

そうですね。とりあえず有名店に入ってスタイリストデビューし、たくさんのお客さまから支持される美容師になろう、という目標だけが目の前にあった感じです。東京の土地勘は全くなかったんですけど、働く場所は「表参道」というイメージだけはあったので、飛び込みで有名店を回って面接をお願いしました。テストでサロンワークに入らせてもらったこともあったんですが、年齢も年齢なのでアウェイ感がすごくて…(苦笑)。オロオロするしかなく、もちろん採用もされず。そんな中、僕に興味を持ってくださった唯一のサロンが『U-REALM(ユーレルム)』でした。チャンスをいただけて、本当にありがたかったですね。

 

 

>30代でデビューも試練の幕開け


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