美容師の誰もが集客にSNSを使うようになった今、ただバズるだけでなくどうお客さまを呼べるかが大きな悩みになっています。そんな中、Haco+のGIN（ギン）さんはInstagramを駆使して日々新規の集客に成功しているそうです。フォロワー10万でも売上に直結しない美容師もいると言われる中で、確実に足を運んでもらう投稿の中身とは？ これからフォロワーを増やしたい美容師さんへのアドバイスもいただきました！

撮り方を変えたら1回の投稿でフォロワーが1万以上増加！

僕はInstagramのフォロワーを増やし、集客する方法として、リール動画を使ってきました。講師として呼んでいただいていたInstagramのセミナーでもリールの使い方についてノウハウを話そうと思っていたんです。ところが、ここ最近リール動画の再生数があまり伸びなくなってきました。以前なら伸びるはずの動画が伸びないことも多く、自分の感触と数字が合わなくなってきてたんですよね。

そこで、リール動画だけではなく、もう一度、写真の投稿を試行錯誤してみようということで、いろいろな撮り方を試してみました。そうして行き着いたのがiPhoneのカメラで0.5倍広角に設定し、斜め上から女の子のカワイイところが強調されるように撮影する方法です。美容師なら髪型にフォーカスする撮り方が普通ですし、この角度で撮ると頭が大きく見えちゃうから今までやっている人はあまりいなかったんですけど。とにかく画として女の子がかわいく見えればいいという考えでやってみたのが当たりました。

たった1枚の投稿で、フォロワーが1万3000人くらい増えて、保存も2万件を突破。僕の武器が一つ増えました。ちなみに、普段のリール動画につくいいねは300から400くらいが平均でしたが、この投稿だと3000を超えています。

バズった画のヒントは『NARUTO-ナルト-』

この手法を見つけたきっかけは、専門学校からInstagramセミナーの依頼をいただいたことです。先ほどもお話ししたように、もともとはリール動画について話そうと思っていたのに、ちょうどその時期は伸び悩んでいたんですよ。「全然バズってない、マズい」と思っていたのですが、写真のほうがタイミングよくバズってくれてなんとか説得力を持たせることができました（笑）。

バズった写真の画角は、マンガからインスパイアされています。『NARUTO-ナルト-』の岸本先生は、広角レンズを通して見ているような世界の描写が出てくるんですけれど、これをスタイル写真に落とし込んだら面白いものができるんじゃないかと思ったんです。トライしている中で生まれたのがバズった写真の画角だったというわけです。

もちろん、女の子も可愛いし、髪型にもこだわっています。あえてちょっとボサボサッぽくスタイリングして、猫耳レイヤー、猫耳ウルフというタグをつけてみました。これもバズった理由かなと思っていて、「これは果たして猫耳なのか？」とコメント欄で議論が起こったりして、より注目されたんですよ。いろんな思惑が上手くハマったから、5万8000いいねまでいったのかなと思います。

＞リール動画もただ撮って出すだけじゃない！